ドストエフスキー「正直な泥棒 ――無名氏の手記より――」米川正夫訳

青空文庫。

1848年発表。

かの文豪も初期はこんなトルストイ的短編を書いていたのか。

というか以前読んだ『地下室の手記』も『賭博者』も中編だし、よく考えたら初の短編じゃないか。


主人公の家にやって来た間借り人アスターフィが、主人公の外套の盗難現場を目撃したことで、過去に出会った居候エメーリャとの顛末を語る。

自分のズボンを盗んだのはこの居候なのか?

疑いを抱きつつの共同生活は唐突に終わり、居候の告白と死で短い物語は幕を閉じる。

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