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友達の家で映画を見てきた感覚

シアターカフェ移転&リニューアルオープン3周年記念開放祭  Eプログラム

短編映画を見に名古屋のシアターカフェへ。

「変わらぬ日々」

それぞれの視点。変わらないと思っていた、変わってしまった、変わっていない気もする、変わらぬ日々。
個人的な感想なのだが自分の感情だけではなくて、今、自分の祖父が何を考えているのかということが思い出された。おじいちゃんが何を感じて、何を思って日々を生きているのか、想像が出来なくて、目を背けているような自分がいて。
映画を見た翌日におじいちゃんと話して、少しだけ昔の祖父を知って、少しだけ向き合う勇気をもてた。

「なんでやねん!」

圧倒的落書きのセンス有り!!!「なんでやねん」って言ったことない自分でもツッコミを入れたくなるぐらいコミカルだった。
嫌味なトイレトークは男女共通なんだねぇ〜
いわゆる新人いびりしてくる上司がただの上司になる瞬間というか、優しくなって普通のおじさんだなーって思ったりするなんとも言えない感情が蘇ってきた。
最後スカッとして終われる作品はやっぱり楽しい!

「CLOUD」

主演のお二人可愛すぎんか、、、は置いといてオカルトって怖いっていうイメージがあって怖くなくて見やすくてよかったぁと思った。
運命とか偶然とか噂とかなんでも繋げようと思ったら繋がるというか、考え方次第のところとか、全て人間らしいと思える作品。エンドロールの撮影風景が楽しそうでリアルが垣間見えて好きだった。

「深夜高速」

題名に惹かれて1番気になっていた作品。いのちSOS相談センターなのに時間外があって、その奥の電話を受ける人は仕事な訳で働いているからやっていない時間があっても当然なのだけれども、響き渡る音声ガイダンスが妙にリアルで。
彼女たちの深夜は長くて遠い気がした。心の痛いところは誰に見せたって痛い。だけど人と人が出会うこと、違う考え方を知ることは、良くも悪くも自分を変えてくれる。
キャプションの中に「明日を拾う」とあって、明日が当たり前に来る訳でもなくて、見つける訳でもなくて、そこにあるから目の前に現れるはずだから自分でちゃんと拾う。すごく素敵な表現。

「深夜高速」なんでこの題名にしたのかすごく気になる。けど、ヘッドライトがない車で高速を走っているような浮遊感と危うい感じ、高速道路から落ちないように。長いトンネルを抜けて少しだけヒカリが見えるような、早くて遠くて、遠い。



以上4作品を鑑賞。
映画についてその場で話せるような言葉は持ち合わせていないけれど、映画を咀嚼しながら歩く街も楽しかった夏の日。

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