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資格をキャリアに活かすには

みなさんは、どんなきっかけで資格の勉強を始めましたか?

「特技や好きなことを形にしたかったから」
「会社に指示されて」
「この資格を取って転職したい!」

理由はさまざまだと思いますが、せっかく勉強しているのなら、自身のキャリアアップのためのツールとして資格を活用してみませんか?
今回は、私が資格をツールとして活用した具体的なエピソードをご紹介します。

強みとしての知識が欲しかった

どこの企業でもそうだと思うのですが、人生100年時代、従業員の健康管理は会社にとって重要な課題です。
健康あってこそ、その人の能力はいかんなく発揮されますし、時に会社を休まなくてはならないほどの大病をしても、しっかりとした休職制度や治療と仕事を両立するための制度があれば、療養して元気になって戻ってきてくれる。
貴重な人材の流出を防げますね。

健康には、フィジカルな病気の予防・治療はもちろん、メンタル面も健全であることが欠かせません。
近年重要性の増しているメンタルヘルスです。

今から数年前、私が勤めている企業でも従業員のメンタルヘルスのサポートをするため、新たなプロジェクトが立ちあがろうとしていました。
既存のメンタルヘルスサポート業務の一部を担当していた私は、是が非でもこの新プロジェクトに参加がしたかった。
でも、当時の私は入社して数年しか経っていない契約社員。子どもがいて時短勤務をさせていただいているので、勤務できる時間も少ない。

どうすれば私も関わり続けられるだろう?
制限のある私でも人より優位に立てるものは何?

そう考えたときにたどり着いた答えが「知識」です。
他の人よりも組織としてのメンタルヘルスケアに詳しくなるため、「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種」の勉強をすることに決めました。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種にチャレンジ

働く人の心の健康を維持増進するための知識が身につけられる「メンタルヘルス・マネジメント検定」は、職種別にコースが分かれています。
すでにⅡ種(管理職向け)を持っており、Ⅰ種(人事労務管理スタッフ、経営幹部向け)の存在が気にはなっていた私。
しかし、合格率の低さ(当時20%)や論述試験に尻込みして、なかなかチャレンジできずにいました。
テキストも、Ⅱ種に比べてとんでもなく分厚い…。
でも、プロジェクト参加のためにやると決めた以上、やるしかない!

「試験に落ちても、業務知識が少しでも身につけばいいかな?」

恐る恐るテキストを開いた私ですが、いざ読み始めると、あっという間にページを読み進める自分がいました。
これから立ち上がるプロジェクトに必要な知識や考え方が詰まっていたからです。
どの部分も大事な要素に思えてマーカーを引きまくり、どこが大事なんだか全く参考にならない、マーカーだらけのテキストが手元に残りました。笑

ミーティングをしていても、勉強をしたことを参考にアイデアが浮かび積極的に発言ができましたし、実際に意見を採用してもらえたこともありました。

試験も無事合格し、晴れて新プロジェクトの担当となれた私は、その後もしばらく、「メンタルヘルス関連は酒井」と業務を任せてもらえるようになりました。
社内でちょっとした専門分野ができた、私のキャリアのターニングポイントの一つです。

資格をキャリアに活かすには

この資格の勉強にあたり、私が特に意識したことは以下2つ。

  • プロジェクト成功のための基礎知識を身につける

  • 知識をプロジェクトに還元し、会社への貢献を図る

ミーティングで「これってどうなんだろう?」とやり取りがストップした時、サッと答えが用意できる人は、その場のアドバンテージがかなり上がります。

また、資格を取得して評価を上げるには、ただ取得をしただけではいけません。
その知識を活かして会社に貢献して初めて、一定の評価が得られるからです。

「せっかく資格を取得したのにイマイチ評価に繋がらない」
という方は、ぜひ、その知識を活かして社内の問題解決に取り組んでみてください。
取得に向けて勉強中の方は、勉強しながら社内の課題を探したり、解決策を考えてみると知識の定着もしやすくなるし、実際に行動に移せば、取得前から実績も積めて一石二鳥です。

資格の勉強で得た知識を問題解決のためのツールとしてフル活用し、「資格を持っていること」+「資格を活かしてこんな実績がある」と紹介ができれば、めちゃくちゃ強いアピールポイントが出来上がります。

  • 資格勉強をしているけどイマイチ身が入らない

  • どんな資格を勉強したら自分のキャリアにとってプラスになるのか?

こんなことで迷われている方は、ぜひ、自分のキャリアアップをするには、どんな課題解決をすれば評価につながるか、そのために勉強すべきことは何か?を考えてみてください。
お金や時間をかけて勉強するのですから、それがあなたにとってプラスの効果を発揮することを祈っています。

#わたしのキャリア

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