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ファースト・プライオリティ

「その果実を得ることができたのはあなたが恵まれてるから」

何度も思った。
今でも思う。
とても軽率に。
肩をすくめたりしてさ


でも、もし自分が言われる側になるとしたら?


想像して初めて気づいた
これは完全な「遮断」であり、それ以上の一切の対話を打ち切る強力なコメントだ。
以後人に投げつけそうになったときは(面と向かって言ったことはないけど)気をつけます。

という前置き


ある種の人々の言葉を読んでいると、完全に、頭が予期せぬエラーを吐いてしまうことが続いている
そのエラーについてずっと言葉で説明したいと思っていた。
今日はなんだかまとめられそうだ


結論からです
わたしは

「どんなに醜くても、汚い姿でもその場に踏み留まって生き抜く」

ことが第一優先じゃない人の気もちが、わからない


多分わからない
「わからない」と、ずっと素直に思い続けたほうがいい気がする
無理矢理こうなんだろうと分析すると、それはあらぬ見下しや蔑視に簡単に結びついてしまいそうで。


恵まれてるっていうか
「もう一度親と住む、短期でも庇護下に入る」という選択肢が、私の中には無いから。
自死の道はもうだいぶ遠ざかっているんだけど、多分それ以上に無い

逆に言えば「実家暮らしを回避できる行動」を必ず選んできたから今がある
今ったって素晴らしい暮らしじゃない
「よく続けてるね」「私だったらとっくに辞めてる」はほぼ友人全員に言われた気がする

まあまあに敗けててまあまあにゴミだけど
それだって納得はしてる

実家に住むこと以上に自分の魂が死ぬ事案がない。

…まで書いたけど、やっぱり恵まれてるのかもね
不幸バトルしたって仕方ないけどさ
当然健康を害するレベルの職場は別だよ?
環境じゃなくて個々の価値観の話


多分そこで留まらない選択をする人は、私の一人暮らしの死守と同じくらい、護りたいものがあるのだ。

それはきっと、〇〇とか言うと決めつけっぽくなっちゃうからこれもまたわからないんだけど


優先順位つながりで言えば、
私は自分の感受性とか、心とか、本当の気もちとかさ

大事ではない、
まったく
生活の糧にならないことはもちろん

評価されたことがない
褒められたこともない
「なんかそれわかるわ」の一言さえ貰えなかった


逆恨むわけでもなく
ああ私の考えって、ほんとうにズレてるんだなあと思って生きてきた

誰からも尊重されてこなかったものを自分一人尊重する理由がない

手厚く保護するしこうして書き表したりもするけど
食い扶持に優先するものではない
常に


ちょっとニヒリスティックに描写したけど評価されたことがないは、嘘、
でも正直、肯定よりも拒絶の記憶のほうが数が多く、また深く刻まれている
かなり、キツイのが多々ある


そんなとこですかね
エラーというのは結局「こんなにもこの人が大切にしたいものって何なんだ?」っていう、興味かな
そしてやっぱり羨ましいんだと思う
自分のこころを尊重してあげる、
あげられるってことが…


はあ
先が赤く塗られたヒモを引いてるのは誰?

今、誰が引いてる?



しみじみ女三十路の難易度よって感じなのでPJ Harvey(?)



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