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恋愛って難しい、、

教授が授業で言っていた。
恋愛とは不確実なものです。しかし、相手が自分のことをずっと好きだとは限らない、もっといえば今目の前にいる瞬間も好きかもわからない、そういう不確実なものだから楽しいのです。
その時、授業を真面目に受けていた私はこれを聞いてくすっと笑ってしまった。その教授はまさに大学の教授ってかんじの身なりにもあまり興味もなさそうだしもっと言えば恋愛なんて縁もなさそうな60代のおじいちゃんだったからだ。(教授そんな風にいってごめんなさい。)そんなおじいちゃんも同じように恋愛していた時期があったんだろうなと思った。

その授業を聞いてから1年半後になるんだろうか、
この言葉の意味がようやくわかった気がする。
最近好きだった人に振られてしまったからだ。
その人はいつも好きだよと言ってくれる人だった。
だから、不確実なんてないと思ってたけど、そうじゃなかった。
別れ話をするために会った日、
好きだって言葉にすれば、私のことを好きなんだって思うことが出来るから何度も言うようにしていた。

とその人に言われた。
そんな意図があったなんて知らなかった。
好きだと言われて嬉しかった自分が、ただ純粋にその人の言葉を信じていた自分が恥ずかしくて仕方なかった。
本当に嫌になってしまう。

でもその人と一緒にいた日々は本当に幸せだった。
毎日LINEが返ってくる度嬉しかったし、遊びに行く時はドキドキした。
どうでもいい電話や、だらだら一緒に過ごす日がその人と一緒にいるといつもよりずっと特別なものに思えた。
その人に会うためなら毎日頑張れたし、その人を追いかけて頑張っている自分が好きだった。
もうまたその人のことを好きになることはないだろうけれど、キラキラしていた思い出は忘れたくないなって思う。

私は今までで1番好きだったと思っていたけど、
でもその人は私は彼氏がいる自分が好きなんじゃないかとずっと思っていたみたいだ。 
気持ちが伝わらなかったみたいで寂しい。
私の中で確実だった思いだってちゃんと伝わっていない。
やっぱり恋愛は不確実なものである。


最近、私の誕生日があったのだけれど別れ際に誕生日はお祝いさせてなんて言っていたから、その人からお祝いのLINEが来るかもしれないなんで期待してしまった。
結局来なかったのだが、、
また好きだった気持ちが思い出されて辛くなりそうだし、早く忘れたいから連絡が来なくて少し安心した。

もう私から連絡はしない、そう決めた。キラキラしていた思い出だけを胸にしまってこの恋は終わりにするって決めた。

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