見出し画像

痛いと言わせてもらえない苛立ち #9

痛み止めを飲んでも痛む度合いが大きくなってきていて、肩がズキズキする上、ときどきズキューンと刺すような痛みが走る。
頭痛とは違うから全然大丈夫だと思っていたけど、続く痛みはやはり気分も沈んでくるし、何か感覚がおかしくなりそうな恐怖もある。
大きな痛みがくるたびに右手で左肩を抱くように掴み、ぐっと押さえる。肩を銃で打たれた人みたいな状態。
いつまで続くのか、まだまだ辛くなるのか、先が見えないのが恐ろしい。

昨夜、久々に義理実家に行った帰りに車の運転をしたときに、ときどきくるズキューン痛に痛ててーとなりながらもなんとか帰宅。特に左折時に左腕でハンドルを回していくのが痛くて、最後の駐車で左に切りながらのバックのときにうまくハンドルがさばけず、世の中の五十肩、四十肩の人たちはこんな状態だったのかと辛さを実感。

無事に帰宅出来てホッとひと息ついているときに酔っている夫から衝撃的なひと言をくらった。

「その痛いって言うのやめてくれるー?」

痛いときに「痛てて…」とつい言ってしまうのは、ついつい「寒っっ」て言ってしまうようなもので、言っても仕方ないのは分かっていても反射的に出ちゃうわけで。酔っているから本音だし余計に腹が立つ。そんなの仕事や友人の前では我慢して痛いなんて言っていないし平気な振りくらいできているし、義理実家でも四十肩の報告はしたものの痛い痛いとは言っていない。そりゃ子どもじゃないんだから言わずにいられるけど、家族の前くらい言わせてくれたっていいじゃない。いや、そんな無駄に痛い痛いと言ってないし、ズキューン痛のときに声に出ちゃう程度で頻繁には言ってないし。家でも気を張らないといけないのかい。冷たいわー。

あー、この痛み、今すぐ味わってほしいわー。整形外科の先生も含めて、一回知って欲しいわー。

朝から痛いのをぐっと我慢しながら、昨夜の苛立ちを思い出し、夫がいる前ではもう言わないでおこうと誓った。

あー、ズキズキするーっっ泣

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?