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#DTM

ラウドネス正規化の話を理解する

ラウドネス正規化の話を理解する

大前提音が良ければそれが正義です。基準に準ずるラウドネスのマスターを作れば良い音になるわけでもないし、基準値をオーバーしたら必ず音が悪くなるわけでもありません。音の良いマスターを目指して下さい。

ラウドネスがどういうものか理解がふわっとしている方は併せてこちらの記事もご覧下さい。

もう一つの前提音量がただ大きくなっても音は変わりません。ただし、人間は大きく聞こえる音の方が良い音と感じます。もし

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「現代mix考。」 Frequency Control and the Theories

「現代mix考。」 Frequency Control and the Theories

立体的なミックスを作るために必要な視点さて、第1章では、立体的なミックスとの概念について語ってきた。
どのように音を視覚化して、イメージの構築を目指すべきかのざっくりとしたイメージを共有できたと思う。

ただ、これをイメージ先行で実践をしてみても、単純に音量を下げるだけでは音は奥にいってくれないし、音量を上げるだけでは手前に来てくれないということは、誰しもが経験したことがあると思う。

では、どう

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「現代mix考。」How to understand EQ

「現代mix考。」How to understand EQ

前回は、Frequency(周波数)にまつわるおさえるべき理論について語ってきた。この周波数の分布を変更するエフェクターがイコライザー、略してEQだ。DAWに触ったことがある人なら必ず使ったことがあるはずだし、馴染みのあるエフェクターだと思う。
しかし、一見簡単に思えるこのエフェクターをどう使っていくか?がミックスの初心者と中級者を分けるひとつの壁になるように僕は感じている。

今回は前回語った理

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