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ドラマトーク#6 録画の消化に食指が動かないドラマ

私のドラマの観方は、今や完全に録画で観る専門である。
各ドラマ、初回が始まる前にHDDレコーダーの毎週予約機能を使って自動で録画されるように設定している。
録画したドラマをいつ観るかと言うと、基本的には録画された当夜か翌日、それが無理なら数日中、どんなに遅くても翌週の放送までには観るようにしているのだが、どのクールでも必ず数本は、録画が溜まっていくドラマが出てきてしまう。

正直、一応観ようと思って録画したけれど、あまり観る気にならない、あるいは初回や最初の数回は毎週観ていたが、それを踏まえてあまり観る気にならないドラマが、残念ながら後回しにされた結果である。

今期の「食指が動かない」ドラマ

今期の連ドラで、録画が溜まってしまっているのは『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート』(フジ系・月曜21時)と『消えた初恋』(テレ朝系・土曜23:30)の2本。
『ラジエーションハウスⅡ』のほうはそれでも4話までは観たので、現時点で未視聴なのは5~7話だが、『消えた初恋』に関しては初回を観て以降、2話からずっと観ていない。

ちなみに、あまり観る気にならず溜まったドラマへの私の初期対応としては、
・とりあえず最終回まで録画を続ける
・毎週録画予約を取り消して途中リタイア
のどちらかになるわけだが、録画を続けた作品も最終的な行く末は主に以下の4パターンに分かれる。

1.周回遅れになりながらも最終回までちょっとずつ後追いで観る
2.最終回終了後にまとめて(なんなら倍速再生で)一応話の筋を追う
3.結局観ないにことに決めて潔く消去する
4.観ないで消去するには抵抗があるのに何カ月も観ないまま放置

1つ前の7-9月期クールでも、途中から録画をやめ完全離脱したものもあれば、倍速再生でなんとか完走したものもあった。

続編がいまいち盛り上がらないパターン

『ラジエーションハウスⅡ』は2019年春クールに放送された第1シリーズの続編なわけだが、前回はけっこう楽しく観ていた記憶があるのに、今回は正直いまいちと思っている。

シリーズ物では陥りがちな現象ではあるのだが、今作の場合は、主演はもちろん前回からのレギュラーキャストは一人も欠けずに揃い、さらに追加キャストも加わって万全の態勢であるにもかかわらず、というのがなんとももったいない。

いまいちと感じる原因は、ストーリー展開が盛り上がりに欠ける、というのがダントツ1位。
1話ごとに問題となる症例があり、その原因解明に主演の窪田正孝をはじめとした放射線科メンバーが活躍する、という展開パターンは第1シリーズを踏襲しているのだが、前作ではそんなに違和感を感じなかったのが、この第2シリーズに入って、話の流れ的には起承転結があるというか筋は通っているのに、ストーリー展開の仕方に起伏が感じられず、淡々とただ時間とともに話がが進んでいくだけ、という感じがしてしまっている。

また、窪田演じる五十嵐本田翼演じる天春の恋模様の進展具合も微妙。
第1シーズンはまずは五十嵐を幼馴染だと甘春が気づくまでの展開が含まれていることもあり、まどろっこしく進むのがこのドラマの恋愛部分における味でもあったと思うのだが、第1シーズンのラストで五十嵐と甘春がなんとなく気持ちが通じ合った感じになったところで終わったのに、第2シーズンに入ってもそのまどろっこしい感じが変わらないのは、さすがに引っ張りすぎという感じがしてきてしまった。

原作がある作品なので、それに沿ってのことなのかどうかも原作を知らないのでわからないが、単純にドラマの視聴者としては、このまどろっこしさにはちょっと飽き飽きというのが正直なところ。
がっつり恋愛に発展しないならしないでいいのだが、けっこういい歳の大人がいつまでもうぶな感じでうじうじやっているのはどうなんだろう。
いいかげん不自然すぎるというか、もはや恋愛部分はファンタジーで、現実的な医療ドラマなのにそこだけなんかやけにふわふわとしてしまってドラマ全体のテイストにまとまりがなくなってしまっているような、そんな印象だ。

放射線技師メンバーのちょっとしたやりとりのシーンなどはテンポよくおもしろい部分もあり、前作を経て息の合った役者たちをせっかく揃えているだけに本当にもったいないなと思う。
とりあえず録画は継続しているし、医療物は好きなジャンルなので続きも観るつもりではいるが、第4話まで観終わった時点での評価は★★☆☆☆。

単純に苦手なジャンル

『消えた初恋』はSnow Man目黒蓮と先日デビューしたばかりのなにわ男子道枝駿佑のW主演作。

推しグループ以外でもジャニーズは全般的に好きなほうなので観ておこうと思ったが、初回を観て以来、本当に食指が動かず、もう7話まで録画済みだが、2話以降観ていない。
少女漫画が原作だが、原作が細かくどのジャンルなのかはわからないものの、第1話を観た感じがほんのりBLテイストで、申し訳ないが私には苦手なジャンルだった。

しかも、がっつりではなく、あくまでほんのりな感じが、なんともむず痒く。
これはもう、好みの問題なのでどうしようもないし、思い返せば、好きな俳優で3本の指に入る田中圭の主演作かつ社会現象にもなった大ヒットドラマ『おっさんずラブ』も、概要を知っただけでなんとなく敬遠してしまった私なので致し方ないかなと思っている。

とはいえ、目黒も道枝も各々のグループ内ではドラマ出演の多い言わば演技担当で、デビュー間もない今でなければ今後なかなか共演の機会もないだろうと思うと、貴重な共演シーンを観ておきたいという気持ちもあって、とりあえず録画は継続中。
公式サイトによれば、

「年齢も性別も関係ない!!“好き”というピュアな感情を笑いとトキメキで爽やかに描く」

とのことなので、テイストだけで敬遠せず、追々観ていくつもり。
★評価もちゃんと観れてから、改めてつけようと思う。

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