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日本語になったウルドゥー語

ウルドゥー語はパキスタンの国語です。パキスタンや北インドを中心に母語話者がおり、話し言葉レベルでの話者の人口はヒンディー語と共に、中国語、英語につぐ世界第3位とされています。

英領インド帝国時代、英語はウルドゥー語から多くの単語を借用しました。英語経由で、日本語になった、ウルドゥー語を語源とする言葉がいくつかありますので紹介したいと思います。

マサラ

パジャマ:「パージャーマー」が語源です。パキスタンの民族服で足首までのゆったりしたズボンのことで、英領インド時代イギリス人が寝巻として使用したことで世界中に広まったといわれています。

バンダナ:縛る、結ぶという意味です

バンガロー:一階建てのたいらな家のことです

ベランダ:手すりで囲まれてた、家の外側にある屋根付きのプラットフォームのことです

マサラ:香辛料のことです

ジャングル:未開の土地という意味から転じて森林を指すようになりました

カーキ:ほこりっぽい色、土の色という意味です

フルーツポンチ:数字の5という意味の「パーンチ」が語源です。5種類の材料(砂糖、レモン、水など)を使った飲み物のことです

セポイ:セポイの反乱のセポイは、歩兵を意味する「セパーヒ」が語源です。英領インド帝国にも導入され、軍隊の下士官階級に対して使われています

シャンプー:こねる、押すという意味の「チャンプ」が転じて、髪や頭皮を洗浄する液体製剤を指すようになりました

チーター:模様のあるという意味の「チータ」が語源です

旦那:与えるという意味の「ダーナー」が転じて、働いてお給料を家庭に持ってきてくれる旦那さんを指すようになりました

台風:サイクロン嵐を意味する「トゥファーン」が語源です


フルーツポンチ

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