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パキスタン پاکستان

パキスタンの国名の由来は、ウルドゥー語で「清浄な国」を意味する پاک(パーク)と「〜の場所」を意味する ـستان (スターン)です。パンジャーブの、カイバル・パクトゥンクワ州に住むアフガーン人の、カシミールの、シンドの、バローチスターンのTANから造られました。

地政学

パキスタンは、東にインド、西にアフガニスタン、南西にイラン、北東に中国と国境を接しており、地政学的に重要かつ複雑な環境に位置していしています。また、南アジア亜大陸と中央アジアを結ぶ架け橋の役割も果たしており、この地理的なつながりは、貿易、エネルギー、経済ルートにとって重要な役割を果たしています。

インドとの国境
中国との国境
アフガニスタンとの国境
イランとの国境

国の成り立ち

パキスタンは、1947年に英領インドから独立しました。この分割では、イスラム教徒の多い地域に独立した州が与えられ、西パキスタンと東パキスタンができました。しかし、東パキスタンは1971年に新国家バングラデシュとして独立しました。

インド・パキスタン分離独立

地形

パキスタンの北部には世界の屋根カラコルム山脈とヒンドゥークシュ山脈が連なり、標高 8,000m を超えるK2とナンガ・パルバットがそびえ立ちます。アフガニスタンとの国境はカイバル峠、インドとの国境はタール砂漠が広がり、北部高地からアラビア海に向けインダス川が流れています。北部には氷河のある雄大な山々があり、インダス川流域には広大な平原があり、南西部には岩だらけの高原が広がり、起伏に富んだ多様な土地です。

カラコルム山脈
カイバル峠
タール砂漠
アラビア海に面したカラチ

食文化

パキスタン料理は、インド亜大陸や中央アジアの様々な地域の要素とムガール帝国の要素がブレンドされた多様性のある料理です。パンジャーブ州やシンド州を含む東部の料理は味付けが濃くスパイシー、いっぽう、アザド・カシミールやバローチスターン州を含む北部・西部の料理はマイルドな味付けになっています。

パキスタン伝統料理マップ

歴史的名所

パキスタンには、モヘンジョダロ、ハラッパのインダス文明の都市遺跡、タキシラなどの仏教遺跡、ガンダーラ遺跡、それから、ムガル帝国の影響を受けた建築遺産など、多くの歴史的名所があり、世界中から考古学者、歴史家、観光客が集まります。

モヘンジョダロ
ガンダーラ遺跡

パンジャーブ人、シンド人、パシュトゥーン人、バローチ人などを多様な民族グループは、伝統、言語、習慣の豊かなタペストリーを織りなします。民族ごとの伝統芸能、祭り、音楽、舞踊、食、工芸品など活気に満ちた色とりどりの文化遺産は国内外の観光客を魅了します。