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猫 AIMいよいよ実用化へ動き

人間の寿命はこれから10年後、20年後という近い将来人生120年に到達できる時代を迎えると言われている。不老長寿がかなり進んできており、今を生きる人々はとても運がいいと言えるだろう。人間が長生きできるなら、犬や猫も同じ哺乳類なのだから、長生きできるはず。犬のがん治療薬が開発中で、猫は腎臓病の治療薬が開発中だ。今回は猫の話。ネコ科の動物たちは例外なく腎臓が弱く、ほとんどの長寿ネコは腎不全で死ぬことが多い。そんななか宮崎教授のもとで開発されたのがAIMである。今年の春にいよいよ、ペットフードとして商品化されており、今後どんどん実用化が進む流れに乗るだろう。

マルカンAIM30

AIM30は腎臓の健康維持フード。食べると体内のAIMが活性化されAIMが活性化すると血液の中のゴミを掃除してくれる。というもの。2022年3月1日に発売されたマルカンのキャットフードは猫を飼っている人にとても注目を浴びている。まだ発売されたばかりで、具体的な口コミがないため、どれほど効果があるかは不明。自分の飼っている猫が子供であれば様子見でいいだろう。AIM30は腎臓の健康維持フードであり、あくまでAIMが活性化するものであり、腎不全の進行を遅らせることが期待されているフード。まだ100%必ず効き目があるかどうかはわからないようだ。エビデンスがまだないらしいので、様子見がいいかもしれない。
マルカンAIM30

AIMとは

AIMとは猫の血液中にあるタンパク質のことで、このAIMがうまく働くことで血液の中にあるゴミを掃除する。猫だけでなくチーターやライオンなど、ネコ科動物全般のAIMもうまく働いていないことがわかっており、ネコ科は腎不全でよく死ぬことが分かっている。猫の場合、10年くらいで徐々に腎臓機能が低下するらしく、最終的に腎臓が動かなくなる。AIMがうまく機能すれば腎不全の発症を遅らせることができるため、AIMを活性化させる必要があるのだ。

慢性腎臓病

ネコの死因で圧倒的に多いのが腎臓病。老齢期での発症が多く、死亡率の高い病気。食欲不振や体重減少、嘔吐、けいれん発作など、全身的な症状を示す。腎臓の機能が落ちると、尿の量が減ったりもする。症状が進むと尿毒症になり、食欲がまったくなくなり、激しい嘔吐が繰り返し起こったりして死に至る。飼い主は猫の様子をしっかり見てあげる義務がある。なぜなら猫は喋れないからだ。

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