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思い出すコトとか。 第77回

○今日の読書ノート

未必のマクベス

IT系企業Jプロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、帰国の途上、澳門(マカオ)の娼婦から予言めいた言葉を告げられる――「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港の子会社の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして、痛切なる恋愛小説

私は映画や小説で、登場人物の仕草や食事、生活の匂いに惹かれます。
この未必のマクベスでは、主人公・中井優一が好むキューバリブレが初めから終わりまでずっと登場します。中井はダイエットコークで作るキューバリブレが大好物なのですが、場所によっては置いてあるところがありません。また、キューバリブレの由来のせいで、特定の店で作ることが憚られることもあります。
ペニンシュラホテルのザ・バーで、中井はバーテンダーにクーバリブレ(中井が場の雰囲気に合わせてこう発音しています)を注文します。いつものようにダイエットコークで。そして中井はその最高のクーバリブレを飲み終わった後に、バーテンダーから「ダイエットコークでクーバリブレを作ったのが知られると、配置転換させられるからこのカクテルに名前をつけて欲しい」と言われ、名前をつけることになります。
未必のマクベスは600ページある大長編なのですが、何度も登場するこのキューバリブレが一番印象的です。
私にとってのキューバリブレは、ミルクティーです。
特に思い出深いのが、「ぽえむ」という喫茶店にある、「テ・アラ・メヒカーノ」というミルクティーです。これはラムが入っていてホイップクリームが乗っているミルクティーです。この名前で検索してもぽえむしか出てこないので、オリジナルなのかもしれません。しかしこの「ぽえむ」、チェーン店なのですが私の活動範囲外にしかないので、自分でこのミルクティーを再現しようかなと考えたこともあります。まだ実行していません。
しかし、この機会にラムと生クリームとホイッパーを買ってテ・アラ・メヒカーノとキューバリブレを自分で作って飲んでみようかなと思いました。

一時期、毎日日東紅茶のティーバッグを牛乳に浸してレンジで温め砂糖を入れて飲んでいた頃があったのですが、今はまるっきりやらなくなってしまいました。ペットボトルのアイスティーやミルクティーで満足です。
今毎日摂るようにしているのはヤクルト1000だけです。睡眠の質を高めストレスを軽減し、免疫力を高める効果があるようです。ここ2年ほど、病気になっていないのは乳酸菌のおかげかもしれません。

それでは今日はここまで。

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