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rich_poppy335
夜の森│短歌8首
この階段
少しずつ登る買い物袋に
喜びを詰めこみ
森の奥
けものの心でことばを吐いて
君のことばで息を吸う
きみは遠い目
ビルの谷間に吹く風に
二人かたよせうたうたう
雨が上がり
きみの部屋のカーテンゆれて
きみの髪を撫でてみたい夢
精霊のあなたの息づかい
静かなその場所で
ねむりにつきたい
猫がいる部屋に
住むあのひとはやっぱり
魔法が使えるペンをもち
無言でもたたずむ
ふたりでいられたなら
信じられたら空見上げ
悲しみも受け止める抱きしめて
確かにいると伝える夜風に
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