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村田 翔一/ロックファーム京都

法人名/農園名:ロックファーム京都
農園所在地:京都府久世郡久御山町
就農年数:4年
生産品目:野菜(九条ねぎ、白とうもろこし、イチゴ、レモン、枝豆)
HP:https://rockfarmkyoto.co.jp/

no.10

京都を代表するブランドで、カッコいい農業を目指す!

■プロフィール

 農家の4代目として生まれる。消防士を10年間続けながら父を手伝って兼業農家を続けていた頃は「農家は自分の手の届く範囲で経営するもの」と考えていたが、農業経営者を集めた研修会へ参加したことで多くの若手経営者から刺激を受けて、「自分もあんな風になりたい」と一念発起。

 1年目は台風被害を受けながらも、九条ねぎの通年販売に成功して、売上6,500万円を達成。会社を設立した2019年以降、白とうもろこし「京都舞コーン」や、いちごや枝豆などの生産に挑戦し、品目を増やす。

 他の農家と提携した「京葱SAMURAI」や、民間企業と組んだレモン栽培のプロジェクトなど、京都に新たな息吹を吹き込む貪欲な挑戦を続けている。

■農業を職業にした理由

 農業経営者が集まる「次世代会農業サミット」への参加を経て、「稼げないと言われる農業でも、常識を覆す経営ができる」と専業農家へ転身。

 近隣の農地を借りながら生産面積の拡大を続け、1年目にして九条ねぎの周年栽培を実現。

 会社を設立して社員が増えてからも、「環境がどんどん変わってできることが増えるのが楽しい」と、糖度が高く生で食べられる「京都舞コーン」をはじめ、いちご、黒枝豆のブランド化を重ねてファンを獲得すると共に、通年での生産・販売が可能な経営体制を築き上げる。

 伝統ある京都に、唯一無二の新しいブランドを作りたいという思いを胸に、他の農家や民間企業との協業を積極的に進めている。

■農業の魅力とは

 農業は栽培品目を決めるところから、加工・販売方法まで、すべてを自由にコーディネートできるところが最大の強みだと思います。

 順調に成長してきたように思われますが、これまでいろいろな壁にぶつかってきました。でも「しんどいなあ」と後ろ向きにとらえるのではなく、ロールプレイングゲームを1面ずつクリアするように、問題を乗り越えていくことにやりがいを感じます。

 農業経営に対する考え方も少しずつ変わっていきますが、振り返ることで自身の成長が見られるもの。人だけでなく、本やアニメなど、あらゆるものから教わることがたくさんあるので、新しい出会いを大切にしていきたいと思っています。

■今後の展望

 規模拡大は重要ですが、同時に作物に付加価値をつけるために、6次産業化に挑戦したい。そのためには、市場にニーズがあって、販路までしっかりつながった商品を作ることが重要です。

 僕の場合、九条ねぎで基盤を築いた後、白いスイートコーンをブランド化しました。

 ただ「京都舞コーン」は、販売期間が限られていますので、美味しさの可能性を広げるためにも、新たな京都土産になるような商品開発に挑戦したいと考えています。

  将来的には社内に、ブランディングや農業経営に関する課題を解決できるチームを作っていきたいと思っています。

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