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5歳の頃から聴覚障害をもっています。右耳スケールアウト、左耳85dB。コミュニケーショ…

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5歳の頃から聴覚障害をもっています。右耳スケールアウト、左耳85dB。コミュニケーション方法は主に口話と読唇。手話を勉強中です。

最近の記事

心から祝福したい日

幼馴染から、結婚したとLineがきた。 寂しい気持ちも、ちょっぴりあったけど、それ以上にあまりに嬉しすぎて、その場ですぐ、ささやかな贈り物を送ってしまった。大切な人の幸せな姿を見るのは、これほどに幸せなことなのか…と胸がいっぱいになった。 優しい人に巡り会えて良かったね。 末永くお幸せにね。 彼女とは2歳からのお付き合い。お互いの兄・姉同士が幼馴染だったから、その妹同士も自然と仲良くなった。 幼稚園/保育園も、小学校もちがったけど、週に1回習い事で会って、習い事の後に

    • わたしが宝物にしている漫画

      今日は、随分前からずっとご紹介したかった、わたしの大好きな漫画「せんせいのお人形」をご紹介します。タイトルでよくびっくりされてしまうのですが、最後までお読みになれば、そのタイトルに込められた深い意味がお分かりになると思います☺️ 普段、漫画はほとんど読まない私が、人生で初めて課金して、書籍も買い揃えた作品です。(書籍は3巻までしか出ていません。) 漫画なのに、まるで純文学か小説を読んでいるような美しいお話です。作者である、藤の先生の言葉の選び方が本当に素晴らしいです。(ほ

      • うわーお!違いすぎて分かり合えない!だからこそ、努力して歩み寄る。

        (※誤って削除してしまったので再掲します。既にスキ・コメント下さった皆様、本当に申し訳ございません…) さて、前回は聴覚障害にも色んな人がいて、なかなか分かり合えない、というお話を書きました。 今回は、そんな色々なバックグラウンドをもつ聴覚障害者が集まるとき、一体どうしているのか?について書きます。とても面白いですよ。 私が参加している聴覚障害者の集まりには様々な人がいます。みんな聴力もバラバラ、コミュニケーション方法もバラバラ、失聴した時期もバラバラです。

        • うわーお!違いすぎて分かり合えない!(笑)

          同じ障害をもつ人同士は、苦しみを分かり合えることが多いと思います。しかし、聴覚障害はそのバッグラウンドがあまりに多様すぎるために、むしろ分かり合えないことが多いです。 今回は聴覚障害がどれだけバラエティに富んでいるかを書きたいと思います。私の友人を5人紹介してみます。 ・両耳ともほとんど耳が聞こえないAさん。補聴器をつけたら辛うじて微かに音が分かる程度。手話でお話をします。相手の声は聞こえませんが、口の動きを読み取って、相手の言っていることを理解しています。小さな頃に

        心から祝福したい日

          こんなことに困っていました《小学校編》

          私は聴覚障害を持っています。右耳は全く聞こえず、左耳(80dB)に補聴器を入れています。コミュニケーションは主に口話(耳で聞いて、口で話す)で、手話は勉強中です。 今回は"自分の聞こえを説明しよう"シリーズの一環として、"こんなことに困っていました"を説明しようと思います。特に小学校のときは、自分で説明する能力がまだなく、自覚も無かったので、気づかれることが少なかったのですが、きっと今の小学生も私と同じことで困っているのではないか?と思い、書きます。(小学生時代は短く、そ

          こんなことに困っていました《小学校編》

          自分の聞こえを説明してみよう《生活音編》

          引き続き、自分の聞こえを様々な切り口から説明することにチャレンジします。今回は《生活音編》です。 "自分の聞こえを説明しよう"シリーズは、目に見えない聞こえをどのように可視化できるのか?という、私のいわば実験です。 今回は身の回りの、聞こえない・気づきにくい生活音を説明してみます。 基本の説明:右耳は全く聞こえません。左耳(80dB)に補聴器を入れています。静かな環境で1対1なら会話ができます。 【聞いたことがない生活音】 ◯人の気配(気配というのは音なので、全く気づ

          自分の聞こえを説明してみよう《生活音編》

          自分の聞こえを説明してみよう《会話編》

          さんざん、自分の障害を自分で説明する必要がある、と書いたので、数回に分けて自分の聞こえの説明にチャレンジしてみようと思います。手探りで、色んな切り口で説明してみます。今回は《会話編》です。 基本の説明: 右耳は全く聞こえません。左耳に補聴器を入れています。 私の場合は… ①「静かな環境」 ②「おおむね1m以内」 ③「私の左側から」 ④「普通の大きさの声」 ⑤「1対1」 の全てを満たしたときは、8〜9割程度聞き取れるので、普通に会話ができます。①〜⑤のいずれかの条

          自分の聞こえを説明してみよう《会話編》

          どうして理解されないの!と泣いていた大学時代の私を救ってくれた母の言葉

          前回は、大学時代、自分が聞こえづらいことを理解してもらえず、「普通に話せている君は聞こえないようには見えない、君だけ特別扱いできない、席を前にはできない」と言われ、泣いた話を書きました。そして、自分で自分の障害のことを、相手に伝わるように説明できなかった自分に落ち度があったと綴りました。 ではなぜ、ただ泣いて怒っていただけだった私が、自分で自分の障害を説明する必要あると思えるようになったのか…。それはひとえに母のお陰です。学生課の人をいつまでも恨み続けていた私に、ある日、

          どうして理解されないの!と泣いていた大学時代の私を救ってくれた母の言葉

          どうして理解してもらえないの!と泣いていた大学時代の私へ。それ、絶対アンタのせいだよ(笑)

          このお話は教育に携わる全ての人に届きますように、と願いを込めて綴ります。願わくば、これからの聴覚障害をもつ子供達・若者たちが少しでも明るい未来を歩んでいけますように。 私は5歳のころから感音性難聴です。右耳は全く聞こえません。左耳は補聴器をいれています。補聴器を外した状態では電車や車の音、耳元の大声が辛うじて聞こえます。補聴器をつけた状態だと、1m以内の静かな環境なら1対1で普通に話せますが、2〜3人での会話は少し難しく、4人以上では誰が何を言っているのかほとんど分かりませ

          どうして理解してもらえないの!と泣いていた大学時代の私へ。それ、絶対アンタのせいだよ(笑)