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ダムゼル 運命を拓きし者

「ダムゼル 運命を拓きし者」をネットフリックスで鑑賞しました。

ファンタジーとか中世とかの雰囲気が好きな人は好きかもしれない作品です。
ただ、結構痛々しい場面が出てくるので、そういうのが大丈夫な方向けですね(笑)

「窮地の姫君を救い出す、そんな騎士の英雄物語は数多くある。これは、そういう物語ではない」という語りから始まります。
主人公はエロディという女性。雪国で国民が貧しさゆえに国を去っていくような国の姫です。
ある日エロディにとある王国から縁談が持ち上がります。
不安を抱えながらも、国民のために姫の務めを果たすため、両親の勧めもありエロディは縁談を受け入れます。
嫁ぐ国はとても美しく豊かな国でした。王子と結婚して国民が救われるなら本望…それに王子とも気が合いそうで安心なのですが…
しかし、なにやら怪しげな描写がところどころに…

嫁ぐ国には代々続く結婚の儀式があり、結婚式の後に山での儀式が執り行われます。幸せいっぱいのエロディでしたが、王子はエロディを抱きかかえ、なんと谷底に投げ入れたのです…

そこからエロディとドラゴンの攻防戦が始まります。
この作品は大半がエロディとドラゴンの戦いの描写なんですけど、途中で様々な事実が明かされていきます。
エロディが実はドラゴンに捧げる生贄であったこと。それから、ドラゴンは自身の愛する子供たちを王族に殺されたため、末代まで王族の娘を3人生贄に差し出させることを契約していたのです。

今まで生贄になった娘たちと同じようにエロディもドラゴンの生贄として殺されてしまうのか…そういうハラハラ感がありますね。
CGもすごいです!ドラゴンの灼熱の炎はほんとに怖い(笑)
ハッピーエンドバンザーイっていう作品ではなく、過酷な運命に立ち向かって自らの道を切り開いた女性のお話しっていうのがぴったりです。作品名どおりですね。

お話の展開の速さはちょっとゆっくりかもしれません。
その分、エロディが行動する様子を丁寧に作られていると思います。
しかし最後…そっちに行くかぁという感想ですね。
エロディがドラゴンとどのように戦ったのか、そしてどういう選択をしたのか…ぜひ見てみてください('ω')ノ


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