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大同大学での非常勤が終わりました

先週で大同大学での非常勤が終了しました。武藤先生から名古屋に戻ってくるならということで三谷がお誘い頂き、この4月から週一で通っていました。大学で教えること自体が初めてで、慣れないことでしたが、終わってみればあっという間の半期でした。一回りほど歳の違う学生と毎週議論することは、教える側としても刺激があり有意義な時間でした。

担当はインテリア設計。インテリアデザイナーではないので、建築的なアプローチをすることしかできず、どのようにアドバイスすべきか頭を悩ますこともありました。建築的なインテリアなのかそれともいかにもなインテリアなのか。そもそも建築とインテリアの違いなんなのか。それを考えることに意味もないように思えてきていました。インテリアとは言え、都市に対して影響を与えるものもたくさんあります。その違いをあえてあげるなら扱う時間の軸が少し違うくらいなのかもしれません。その違いを考えることに意味もないように思えています。

ただ、建築家としてやっていることもあり、建築的な思考のインテリアに共感することは多いのは確かです。何が違うのかと言われるとおそらくそ空間の持つ歴史や文脈に接続する言語を持ち合わせて取り組んでいるか、またはそれが現れているかどうかなのかもしれません。極端な話、全部壊して新たに別物で覆ってしまうようでは建築的なインテリアではないのかもしれません。面影や残像みたいなもを活かている要素があれば、建築的なインテリアなのかもしれません。内装の改修とはいえ、建築的な思考を持っているかどうか。

ただ、その違いがどうのこうのというよりも、どうすれば案がよくなるか、どのように進めれば良い方向に発展するか、検討の仕方などを中心に大事に教えました。さらに考える楽しさを伝えることも大事にしながら、伝えました。少しでも学生たちに届いていたら良いのですが。

またこのような機会があれば嬉しい限りです。貴重な機会をありがとうございました。学生の皆さんおつかれさまでした。

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