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現時点の著者にインタビューしたくなる一冊

中国の大問題 | 丹羽宇一郎著 | 書籍 | PHP研究所

本書の概要

 世界一の貿易額をかさに着て、中国が驕りを見せはじめた。もはや日本なしでもやっていけると言わんばかりに。
 経済的に勢いづいてはいるが、その内実は数々の難問に直面している。拡大する都市と農村の経済格差、国有企業の杜撰な経営体質、テロや暴動が絶えない少数民族問題、要人たちの汚職と不正蓄財……。
 そうした中国国内の真実は、報道を通じて知られているようでいて、意外と情報は流れていない。感情論だけが先走り、隣国を正しく見据えられていないのではないか。
 この状況に危機感をもった前中国大使が、ついに沈黙を破る。商社マンとして30年、大使として2年半。政財界トップの性質や思惑、はては国境近くの庶民や少数民族の生活実態まで、「病める中国」の姿をつぶさに見つめた迫真のレポート。

上記のサイトより

本書から学べること

2010年代に入った時、これからは中国の時代となった。当時は無条件に中国への進出が推奨され、何の検討もなしに進出した企業も多かったので、中国の実情をしる著者の情報は貴重だった。が、2023年の現時点で見ると、親中派と見られても仕方ない記載が目につく。本書を読み終わったあと、思ったことは今の中国の惨状を見てこの本の記載のどこを直したいかを聞きたい。


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