令和4年度能力開発基本調査結果に思う「伝わる」ということ
国家資格キャリアコンサルタント試験や
今回受験する(そして合格する)
※しつこいですが、自分に言い聞かせています
国家検定キャリアコンサルティング技能士試験
その中でも頻出御三家と言われているものひとつ
「令和4年度能力開発基本調査」の結果
こちらを改めて勉強しています。
厚生労働省が調査報告しているこちら。
企業調査、事業所調査、個人調査の3つにわかれるものです。
平たく言えば
・企業は労働者に何を求めているの?
・どの程度会社って従業員に学びの支援してるの?
・働く人ってどの程度自己啓発してるの?
みたいな調査かな、と思います。
求めるものと、「すでにありますよ」というもの
その中で、おもしろいなと思ったものがありました。
「職種に特有の実践的スキル」を上回って、
どの職種にも同様に周囲との関係性に関する能力なんだな、
というのが感想です。
「仕事はできるけど、周囲とトラブルが耐えない」
よりも
「仕事は支援しながらできる、周囲と関係性は良好」
な労働者のほうが、
会社側の視点だとやりやすいのかもしれません。
おもしろいなと思ったのが、
今度は個人側・労働者に聞いたこの質問の回答です。
働く人に求める能力・スキル と
働く人が「すでに自信ありますよ」といっている能力・スキル が
一緒なのか、と。
これは、個人的に非常に興味深いと思いました。
「わたし周囲とよい関係性築けてます!」は自己満足なのか?
どの仕事でも
チームワーク、協調性・周囲との協働力が大切なのは
まぁ、そうだよね、と理解できます。
(もちろん、それについての考察はありますが、
それはまた別の機会に)
そして、この能力・スキルというのは、
自己評価 と 他者評価が
必ずしもイコールではないものなのか、と。
そして、
チームワーク、協調性・周囲との協働力というのは
自分ができていますよ というよりも
相手にどう伝わっているか が大切な気がしました。
大原則を思い出す「伝える」「伝わる」
キャリアコンサルタントを取得してから
技能検定のような資格を改めて勉強するに至ったいま、
時間がたってもこれは忘れていませんでした。
ロジャーズの来談者中心療法における
カウンセラーの傾聴のための基本的態度 です。
自己一致
無条件の肯定的配慮
共感的理解
その「共感的理解」にも
「共感的に理解していること、そしてそれを相手に伝えること」
とありました。
わかっていることと
それが相手に伝わっていることは違う
コミュニケーションは相手が判断するもの
そんなことを
頻出御三家と言われているものひとつ
「令和4年度能力開発基本調査」の結果
で考えた、そんな備忘録でした。
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