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将来に対し不安になる今の時期、現段階の頭の中を綴る

就職まであと半年を切った。

内定式も終わり、来年に向けての期待が高まる中、先日急に不安が襲ってきた。

この会社で自分がうまくやっていけるのか。生活できるだけの給料を稼げるのか。両親と離れた生活で介護が必要になったときはどうするか。実家はどうなるのか。転職するとすれば面接は成功するのか。今からでも別の選択肢があるのではないか。

その不安に押しつぶされ、どうすればいいかわからなくなり、体調が不安定になるほどだった。

そんな中、お世話になっている団体で「就職体験記を書いてほしい」との依頼が来た。後輩の相談でも、また昨年の今頃の自分としても、「内定が決まったらもう不安はない」という認識が強く、「内定が決まってから」の不安についてはあまり考える機会もないように思うので、今の段階での思いを赤裸々に語ってみた。

これが結果的に、今の不安に対する現段階での自分なりの答えとなっていた。
自分への備忘録として、就職してからもつらい時に戻ってくる場として、こちらにも投稿してみたい。

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 就職活動において、「絶対的な正解」なんてものはありません。
 世間では「就職活動を終えた先輩に聞く!絶対に失敗しない就職活動」といった趣旨のイベントがしばしば開催されているようですが、そもそも「成功の反対=失敗」とは何でしょうか。今の正解が5年後、10年後の正解とは限らないし、そもそも人生における正解とは自分自身で見つけるもの。キャリアデザインは人それぞれであり、人を真似する、人と比べる必要はないのです。
 …ということを立派にいえることが理想ではあるのですが、実は僕自身、この就職活動体験記を書いている今でも、「本当にこの進路でよかったのだろうか」と迷っているのが現実です。ただ、迷いながらも行動することで、「自らの正解」に近づくことができているように感じます。自らの選択をインターンシップのこと、内定をいただくまでの選考のことに関しては他の人が書いてくれていると思うので、先のことになりますが、内々定をいただいてからの迷い、そしてそれにどう向き合ったかについての体験を特に記したいと思います。
 僕自身は就職先を業界で絞っておらず、いわゆる「地域活性化」を軸に就職活動を行っていました。また、コロナ禍で採用人数減少のリスクがあり、かつもともと自分に自信がない性格のため、先輩方のアドバイスも参考に、興味がある企業の選考は受けてみるというチャレンジ精神で活動してきました。その過程でご縁がない企業も多数あり落ち込むこともありましたが、オンラインでの選考により、経済的な負担も少なく、多くの経験を積めたことは今でも財産であると感じています。
 こうした経緯もあり、結果的にいくつかの企業・団体・自治体とご縁がありました。
 ただ、オンラインでのインターンシップ・選考が多かったために、企業の雰囲気や同期との相性もわかりにくく、1つの進路を即決することはできませんでした。友人や家族、先輩など身近な人に相談したりしましたが答えは出ず。最終的に決断したことは、企業の方に自分の悩みをすべて正直に打ち明けることです。その結果、人事の方が個別面談をしてくださったり、他の社員の方につないでいただいたり、内定者同士の交流会を開いてくださったり、さらには「オフィスに行きたい」ことを言い続けることで実際にオフィスを訪問させていただく機会もありました。この経験から企業の解像度が多少鮮明になり、選択に自信を持てるようになりました。企業の規模や余裕にもよるかもしれませんが、本気で悩みを相談すると企業の方々は本気で一内々定者の悩みに応えてくれると思います。
 もちろん、悩む期間が長すぎると就業先の方々に迷惑をかけることも事実です。しかし、企業にとっても入社後のギャップによる早期離職を防ぐことができるため、「心ここにあらず」状態で入社するよりはるかに好ましい状態のはずです。転職できる時代とは言え、最初の一歩をどこにするかは重要な選択。時間をかけて、多くの人に相談して、行動することで「今の正解」に近づくことができるのではないでしょうか。

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よく考えれば、今の就職先については、約半年間迷い続け、多くの方々とお話しする中で覚悟を決めたことであり、生半可であったり、一瞬の判断で決めたりしたものではない。

そしてもし道を誤ったとしても、味方になってくれる人が必ずいる。
励ましてくれる人、慰めてくれる人、素直に受け止めてくれる人が目の前にいる。

あのときの決断を正解にするために、今はただ、「まずはやってみる」しかないのだ。そう考えると、気持ちもやや軽くなった気がした。

困って迷って相談して修正して自信もってまた動き始める。
このサイクルを、社会人になってからも継続していきたい。

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