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【ぶらり読書の旅】戦略読書<2021年2冊目>

こうさかです。(2020年読書リスト)
読んだ本の感想を、文字と音声でお届けします。

2021年<2冊目>の読書。

<書籍名>
戦略読書
(著者:三谷宏治)

手に取ったきっかけ

ボイスメディアVoicy放送「荒木博行のBook Cafe」より紹介。

本の概要

読書を戦略的に楽しもう。
どんな本をどれくらい読むか?精読か斜め読みか?など、自身のステージに合わせて変えてみる。『読書ポートフォリオ』『読め方』など、具体的にどう読書体験を深めていくかを解説。
本との出会いを通じて知識や思索を深め、自らの血肉となる。
著者の読書体験の集大成!

本の要約サイトflierより↓↓

印象に残った内容

①SFから、本質的な問いや答えを得る

SFの力に自信を持った私は、SFから得た「本質的な問いや答え」といったものたちを、仕事にも積極的に使うようになりました。
【第2章 セグメント別ワリキリ読書 P145】

本書で紹介されている読書ポートフォリオに沿って、過去に読んだ本を整理すると、圧倒的にビジネス系に寄っていることに気付く。自分は社会人10年目になるが、非ビジネス系まで学びの視野を広げたいところ。

特に気になったのはSFの分野。非日常の世界観から、物事の本質を徹底的に考え抜く。1つの問いにじっくり向き合うことが、これからの長い人生、仕事や様々な人間関係に活きるはず。

本書特典で様々なSF小説が紹介されているので、気になるものを手に取ってみたい。

②本棚に囲まれた書斎

親がダイジなことをしていることを伝えるために、家での書斎が役に立ちます。親の「お仕事」は子どもの「勉強」や「宿題」よりも、ずっとダイジなのです。だから、子どもの勉強部屋より親の書斎を優先したいのです。

2020年からリモートワークが始まり、自宅をいかに快適なスペースにするかを重視するようになった。仕事をしながら何か考えごとをする時は、本棚をぼんやり見つめることが多い。

本書では著者の三谷さん自宅の写真も公開されている。本棚に囲まれている書斎に、純粋に憧れる。「自分だけ」のためには何となく憚られるが、「子どものため」であれば良いのではないか、と思わせてくれる(笑)

お父さんの部屋を子どもが覗いて、勝手に本を持ち出して勉強してくれたら嬉しいなあと、想像してしまう。

感想

読書をもっと楽しみたいと思わせてくれる本。自分がどんな本を手に取るか、また本をどのように読むのか、読書の「戦略」が具体的に書かれていて非常にわかりやすかった。

印象に残ったSF以外にも、「ビジネス基礎」領域も、骨太な本を1冊じっくり読む経験がなく、今年はそこにも挑戦したい。

本書の巻末には519冊のガイドブックが掲載されていて、本編に紹介されてる書籍と合わせて、これだけでもこの先の人生の読書を楽しめそうだ。
人生の折り返し地点を迎えるあたりに、過去に読んだ本から自分の人生を振り返ってみるのも面白そうだ。


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