【詩】宇宙人の足跡

この星を隅から隅まで逃げ回って
結局元の場所に戻ってきた時
隕石が落ちて津波が星を覆った
それからその波が全部凍って
私の足跡は氷漬けにされた
逃げ回ったことも
戻ってきたことも
誰も覚えていないから
足跡は宇宙人のものだということになり
晴れて私は宇宙人となった


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