【詩】この部屋から宇宙の果てまで

王子様が「絶望して死ね」と言った
みんなも真似してそう言った
よく見ると王子様は人形だった
だってあんな細い体に
内臓が全部入るはずがないから
歌うたいが
大好きな食べ物を食べたくない時の気持ち
について歌っていた
日曜日の記念公園には
平等に太陽の光が降り注ぐけど
皮膚病になるのは決まってあの町の人
本物の銃声を知ったから
この部屋から宇宙の果てまで
届く普遍を探してる
歳を取っても
若いまま死んでも
思い出すのはきっと今日の空


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