【詩】翼のあと

”折れてしまった翼の痕をなぞって、手紙を書きます。
猫たちは元気だし、僕も元気です。
新しい恋人は、僕が起こさなくてもちゃんと起きてきて、
一緒に朝ごはんを食べてくれます。
外国語も教えてくれます。
洗濯のやり方は僕が教えました。
猫たちも懐いています。”

死ぬまでに使い切れないほどの
光、光、光

あなたがくれた翼は偽物だったけど
僕にはそれで充分だった


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