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積読のメリット

◯です。

世の中には「積読」という言葉があります。

本を購入し、「いつか読もう」と思ってはいるものの、まだ読まずに放置してある(積んである)状態、あるいはその本を意味する語。「積んどく(積んでおく)」に掛けた表現である。

weblio辞典より

本読みの方にとってはあるあるなのではないでしょうか?

自分もどちらかと言えば本読みなのでものすごく共感できる言葉です。

本屋で出会った時に面白そう!と思い購入したけれど、まだ読んでいる途中のものがあるから次読もう!と放置……。
そしてまた次の本に出会ってしまうと、どんどん読書待ちの本が増えていってしまうのです。

ぼくは紙派なのですが、電子書籍派の方にも同様のことが言えるかと思います。
面白そうな本がたくさんあるのはいいことですが、読むスピードに興味が追いつけていないのです。

そう思うとメリットどころかデメリットしかなさそうですが、実はメリットもあるかと思うのです。

そこで今回は積読のメリットを3つ考えてみました。

決死で現実逃避ではありません。興味です……。

①シームレスに読書ができる

積読をしておくことで、本を読み終わったらすぐ次の本に手をつけることができます。
面白かった本でも、またそうでなかった場合でも継ぎ目なしに移行することができるのです。

次の本を選ぶ楽しみは無くなってしまいますが、その工程を挟んでしまうことでまた積読が増えていきます……。

このように、あらかじめ積読しておくことで逆に積読防止にすることもできるのです。(本末転倒……?)

②入手しておくことで安心感を得られる

この本いいな〜でも読んでる本あるし持ち合わせもない…今日はやめておこう…。

こんな経験がある人もいるのではないでしょうか?

こうして渋っているうちに、次探す時には忘れてしまっていたり、最悪の場合書籍自体が入手困難になってしまうケースもあります。

手に入らない後悔よりも手に入れてしまった後悔というやつです。

実際、古本屋で本を購入する場合は特にメリットかと思います。
古本に出会うのは一期一会だと思うので…。

手元に置いてあるだけで安心する。出会いを大切にするメリットがあるのです。

③当時の価値観とのすり合わせができる

積読をするとどんどん本が溜まっていきます。

そこから本を選ぶ際、こんな本買ってたんだ〜と気づくケースがあるかと思います。

このように、書籍購入当初の価値観と現在の価値観をすり合わせることが可能なのです。

昔は好きだったけれど今は読まない本が出てきたら、それは自分自身の価値観が変わった証。

昔買った自分ナイス!と思ったらそれは自分の価値観をとても大切にしている証。

今は絶対買わないと思ってたけれど、読んでみたらめちゃくちゃ面白いという場合は、自分の価値観がズレてきている証。

そんな価値観の再確認をすることができるのが、積読のメリットの一つでもあるかと思います。

積読は悪いことばかりではない。

積読という言葉からは、二つのイメージが湧くかと思います。

本を読んでないならもったいないと思う人、たくさん読む本があって幸せだと思う人です。

もちろんどちらも正解で、確かに読まないのは勿体無いし、同時に本好きであれば嬉しい悲鳴にもなります。

つまりは、積読は決して悪いことではないのです。

いつか読もうと思う時点で、興味は全然いきています。

焦らず、じっくりと。自分自身の価値観と向き合いつつ本を手に取ってみましょう。

ちなみにぼくの積読はめちゃくちゃあります。
少しづつ、大切に消化していけたらなと思います。

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