福音の手紙④「なぜイエスのみが道なのか」
※「福音の手紙」は私がキリストを信じた後、最初に分かち合ってもらったメッセージです。信仰の足あととして書くことにしました。バックナンバーはこちらです↓
"罪を犯している者は、悪魔から出た者です。悪魔は初めから罪を犯しているからです。神の子が現れたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです。"
ヨハネの手紙 第一 3章8節
1回目の手紙では、人の不幸の原因、人が神様から離れていることについて書きました。
2回目の手紙では、神様と会うためには救いが必要であることを書きました。
3回目の手紙では、救われるためにはイエス=キリストを信じる必要があることを書きました。
キリストは「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」と言われました。神様と会う唯一の道であるということです。(ヨハネ14:2)
それではなぜ、イエス様「だけ」が道なのでしょうか?
1.多くの人が福音と宗教の区別ができません。
福音とは「良い知らせ」という意味です。
また宗教は人がつくるものですが、福音は神様から与えられるものです。
こう書くと、色々思うことがある方もいると思います。しかし難しい話がしたいわけではありません。
何よりもまず先に、私たちには福音が必要である、ということです。
そして、キリスト教だけが特別、という話ではありません。キリスト教の中にも福音と宗教があります。
私自身、福音に触れることないままキリスト教会に10年間いました。実際に神様と会えていなかったと思います。
この良い知らせとは何でしょうか。そしてなぜ、キリストの福音で神様と会うことができるのでしょうか。
2.救われてない状態がどんなものであるかを知らないからです。
"それは、次のように書いてあるとおりです。「義人はいない。ひとりもいない。
悟りのある人はいない。神を求める人はいない。"
ローマ人への手紙 3章10~11節
「創世記」で蛇を通して悪魔が人を誘惑し、人が罪(原罪)を犯し地獄の運命を持つようになります(創世記3:1-6)。
この時から、人の魂・霊を悪魔が支配しています。自分だけで生きていると思っていても、実際にはこうなっています。(ヨハネ8:44)
自覚あるなしとは別に、これは私たちの心と思い、肉体、生活、死後、子孫・・・すべての事に、根本的な部分で影響しています。
「救い」とは、この悪魔に制せられた状態からの解放です。その知らせは、良い知らせ。「福音」です。
それでは、福音は実際に何を言っているのでしょうか。
3.救いはただ一人。
"この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。」"
使徒の働き 4章12節
イエス=キリストを信じることによってのみ人は救われることができる。これが福音です。
旧約聖書はやがてこられる「キリスト」について書かれています。そしてこのキリストが、悪魔の権威を打ち砕く預言がされています(創世記3:15)。
キリストは罪(原罪)のない方(イザヤ7:14)であり、罪の代価として死に(出エジ3:18)死に打ち勝ち復活する(Iコリント15:4)と書かれています。
そして、これらの事はイエスによってすべて成就しました。新約聖書にある4つの福音書はその記録です。他の人物ではなくイエスがキリストだったのです。
そしてイエスは救われるためには、信じなさいと言われました。(ローマ10:9-10)
これが福音です。イエス=キリストによってのみ救いがあり、キリストを信じた私たちは救われているのです。
4.救いとは何でしょうか。
"罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、--あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです--"
エペソ人への手紙 2章5節
悪魔が人を騙し、人は罪(原罪)を犯し、また地獄の運命を持ちました。悪魔・罪・地獄、これらの事からの解放が救いです。
救われた私は、身分が神様の子どもになります。その魂・霊・心と思い・・人間の根っこにある部分が変わりました。(ヨハネ1:12)
救いは神様からの選びであり、神様の時に神様の理由によってなるものです。救われた私たちに、神様の御心(みこころ)があります。
単に、死後に天国に行くというだけの話ではありません。また神さまが私たちにご利益をくださる・・という話でもありません。
私たちが生きていく上でのルール、根本原理が変わったのです。(ローマ8:2)
次回へつづきます
それでは、私たちの根本的な問題が終わったのなら、なぜ私はいまだにこんな風なのでしょうか。
またなぜ私に、こんな出来事が起こるのでしょうか。救われた後でも、そう思うことがあるかもしれません。
次回(準備中)「なぜ確信がないのか」ともに神様の恵みを味わっていけたらと思います✨
※原作:「福音の手紙」(社団法人 世界福音化伝道協会)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?