10分でわかる、ほんとうのクリスマス(キリストの福音)
はじめに
Youtubeチャンネルにて公開中の「10分でわかる、ほんとうのクリスマス」を文字起こししました。
普段Noteのみご覧いただいている方も、動画or文章お好きな方を読んでいただければと思います。
クリスマス 〜キリストの理由〜
今年もクリスマスの季節がやってきました。多くの人は、クリスマスという言葉はよくご存知です。
しかし、クリスマスという日があなたにとってどのような日であるのかということは、良く知られていません。
クリスマスの日に、御使いが現れて言いました。「今日私はあなたがたのためのすばらしい喜びの知らせを伝えにきたのです。」
"御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。"
ルカの福音書 2章10節
いまコロナの問題で、経済的にも健康的にも、また家庭にもいろいろな問題が起きているかもしれません。
どのような問題がたとえ起こっていたとしても、クリスマスという日がわたしのために与えられた日であるということを信じることができるならば、素晴らしい喜びの知らせとなります。
また、クリスマスという日が私にとってどんなに幸せな日であるのかということを毎日味わうことができるようになります。
"きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。"
ルカの福音書 2章11節
クリスマスはキリストがお生まれになった日です。それではキリストはなんのためにお産まれになったのでしょうか。
3つの目的があります。
①私たちの罪がゆるされるため
罪とはなんでしょうか。世の中で言われている犯罪ということよりも、聖書はすべての人は罪を犯したと言っています。
わたしは罪びとではない、と思われる方がたくさんいらっしゃると思います。
しかし聖書で言っている罪という言葉の意味は、もともと人間は神様とともに生きるように作られました。
"すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、"
ローマ人への手紙 3章23節
神様とともに人間が生きるために必要なものはただ一つ、神様のことばによって生きるということです。
それが人間が作られた創造の原理です。ところが目に見えない悪魔が人間を誘惑しました。
エデンの園で神様が取って食べたら必ず死ぬと言われた善悪の知識の実を「取って食べればあなたの目は開けてあなたは神のようになれる」そのような偽りのことばに最初の人間は騙されてしまいました。
"あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」"
創世記 3章5節
それでアダムはその善悪の知識の木の実をとって食べてしまいました。それを聖書で罪といいます。
ひとりの人アダムによって罪が入り、そして罪によって死が全人類に広がりました。
つまり、アダムと私たちは関係があるということです。
"人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」"
マルコの福音書 10章45節
産まれた時から私たちはアダムが持っていた霊的なDNA、つまり最初の罪が母の胎内に誕生した時からもって産まれてきているということです。
それですべての人は罪を犯した、とそのように聖書は言っています。この罪の問題を解決するために、キリストが産まれてくださいました。
②悪魔から解放されるため
キリストが誕生した2つ目の目的は、悪魔から解放されるためです。罪を犯させた存在が悪魔です。
悪魔の言葉に従ってしまったその時から、全ての人間はこの世の流れに支配されるようになってしまいました。
それは悪魔がこの世の神となったからです。しかし目に見えない悪魔の存在をほとんどの人は知ることができません。
ところが、知ることのできる三つの証拠があります。それはなんでしょうか。
"あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。"
ヨハネの福音書 8章44節
(一つ目)悪魔は偽りの父です。私たちは子どものころから、自分で知らないうちに嘘をついているということがあります。
そのような性格が自分の中に刻印されているということです。
二つ目には、悪魔は欲望の父です。どんなにこの世の物が手に入ったとしても、中々わたしたちはそれで満足することができません。
もう一つは、悪魔は人殺しの父です。これはたくさんの犯罪を犯して人を殺しているという意味ではありません。
私たちの心の中に憎しみ、人を殺す、殺したいと思う動機があるということです。
"神の子が現れたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです。"
ヨハネの手紙 第一 3章8節
そのように、悪魔に似たかたちを持って私たちは産まれてきましたから、自分でも知らないで世の中に流されながら、世の中の支配を受けています。
それでキリストが誕生された二つ目の目的は、悪魔という死の力を滅ぼすために、この方が人間となってきてくださいました。
③神とともに生きるようになるため
キリストが誕生した三つ目の目的は、神とともに生きるようになるためです。
罪を持って産まれ悪魔に支配されているすべての人間は、生きているあいだ、神様と全く関係のない生き方をしています。
やがてわたしたちは肉体の死を迎えようとしています。その時どうなるのでしょうか。
"そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、"
ヘブル人への手紙 9章27節
悪魔とそのしもべである汚れた霊、悪霊のために用意されている永遠の火(地獄)があります。
神様と関係のない生き方をしていた全ての人は地獄に入らなければなりません。
それがすべての人の運命です。この運命を解決するためにキリストが誕生してくださいました。
"いや、彼らのささげる物は、神にではなくて悪霊にささげられている、と言っているのです。私は、あなたがたに悪霊と交わる者になってもらいたくありません。"
コリント人への手紙 第一 10章20節
生きている間にどこかでわたしたちは神様に出会わなければなりません。ところが神様は霊ですから、目で見ることができません。
それでたくさんの人が神様を探して宗教の道に行っていますけど、それは神様に会う道ではありません。
どこに神様に会う道があるのでしょうか。
"イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。"
ヨハネの福音書 14章6節
イエス様は言いました。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、誰も父のもとに来ることはできません。」
神であられた方が人間となって、この世にお生まれになりました。この方がキリストです。
そのキリストとして誕生された方に名前が付けられました。「その名はイエスとつけなさい」つまりイエス様がキリストとしてこの世に誕生されました。
福音 〜キリストを信じると〜
その方(キリスト)を信じることができるなら、わたしたちの3つの問題、自分でもそのような問題があるということが自覚できないような、
罪の問題
サタン(悪魔)の問題
永遠の滅び(地獄)の問題
この根本的な、すべての人が持っている問題がイエス様を信じる時に解決します。それが福音、良い知らせです。
"イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した」と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。"
ヨハネの福音書 19章30節
「わたしは今日、あなたがたのためのすばらしい喜びの知らせを伝えにきたのです。」
クリスマスのメッセージは、この喜びの知らせです。
きょう福音を聞かれたみなさんお一人お一人が、イエス様がキリストであることを信じて心の中に迎える日となりますように。
それこそが本当のクリスマスです。
"しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。"
ヨハネの福音書 1章12節
心を開いて、イエス様、私はあなたをキリストとして信じます。心で信じて、口で告白して、救われます。それが聖書の約束です。
神様の祝福がみなさんお一人お一人の上に豊かにありますように。お祈りします。
祈り
イエス=キリストを信じたい方は、ともに声に出して、祈りをささげましょう。
『神様、私は罪びとです。私のために来てくださり、罪と悪魔の権威を打ちくだいて、人生のすべての問題を完全に解決されたイエス様を、いま救い主として、私の主人として、心の中に受け入れます。
私の中に入ってくださり、これからの人生を導いてください。そして神様の子どもになった祝福を、毎日味わいながら生きるようにさせてください。
私を救ってくださったことに感謝して、イエス・キリストの御名(みな)によってお祈りします。アーメン。』
おわりに
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
より知りたい、という方は、次のリンクから「はじめに読んでほしいメッセージ」の記事を読んでいただければと思います。
もしくは、この記事へのコメントかTwitterへDMいただければ、ここにない資料や教会の案内もできると思います。
2021年のクリスマス、まことのクリスマスの祝福をともに味わうことができるよう、お祈りしています。
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