寫残録_138 Nikon FM3A

2024年1月21日 17:27

久しぶりに機材でもと、FM３Aについて、ひとり言

“自分で撮る実感と達成感”

どうでもいいことだが、発売前の製品カタログには、“カメラとの語らいがここにある”というキャッチコピーが記されていた。
2001年７月に発売がされ、その後の新しい製品カタログには、見出しにしもある“自分で撮る実感と達成感”となった。

カタログの最初の文章も、マニュアル一眼レフで撮る楽しさを伝える文であったが、発売後はニコン初のハイブリッドシャッターの搭載や、操作感が推しとなっている。
どちらも写真好きでカメラ好きな私には頷ける。
が、「写真を撮る」という意味では、好みもあると思うが、発売前の文が好きだ。
※Topの写真のカタログにも違いが｡｡｡

FM3Aというカメラ

最初に｡｡｡私は機材について事細かに紹介をしていない。くわしく知りたい人は、他を参考にしてほしい。

Nikon FM3Aは、“ハイブリッドシャッター”を搭載＝絞り優先オートでは電子制御、マニュアル露出時には機械制御となる。
ゆえにFM系同様に、電池が無くても機械式カメラとしてマニュアル撮影ができる。
そのことで、「FMとFEの優れた性能を掛け合わせたカメラ」と単に表現されていることがあるが、Nikonのあらたな挑戦でつくられたNikonらしいカメラだと思う。

NewFM2やFE２との比較でいえば、FM2の「＋〇－」ではなく、ファインダー内の露出計が、追針式(FE2等と同じ)で、感覚的に使える。
測光は同じ中央部重点測光だが、NewFM2の中央部重点度75％からFM3Aが60％となり、平均測光にシフトされている。
また、FE2ではウンターが「１」になるまでシャッターが1/250となっていたが、最初からオートで露光してくれるFM3Aはフィルムの枚数を少しでも稼ぎたい私にとってうれしいかぎりだ。
そのほか、見比べてわかるぐらいだが、FM3Aのブラックは、“艶消し” となり、引き締まった感があり、カッコいいのだ。

やっぱり

レンズはFM3Aと同時に発売がされた“AI Nikkor 45mm F2.8P”がよく似合う。
標準よりちょいと広い45mmで薄型。
マニュアルでは絞りなど回しづらい所もあるが、見た目で帳消し。
他のレンズが似合わない訳でもないが、セット率は高い。
ほかに、Carl Zeiss Planar 50mm f1.4ZFなどとの組み合わせも好きだ。

私はお散歩写真や家族がメインで、ささっと撮りたいので絞り優先モード(A)での撮影、マニュアルでの撮影も好んで多用する。