見出し画像

コーヒーは焙煎したてが美味しいの?一週間後が美味しいの?

 オフィスのコーヒー豆の周辺を、思うままに書くこのノート。今日は、焙煎後、一番おいしいコーヒーを飲めるのはいつなのか?と言うお話。諸説ありますね。

ズバリ答えは

焙煎から、常温保管で3日から10日後ころ。
または、飲みたい時に、美味しくなるように一手間加える。

味に良いこと、悪いこと

・時間経過(良)数日置くと熟成が進み、味の角が取れてマイルドになる。
・時間経過(良)数日置くと二酸化炭素が、コーヒー豆から抜けることで、コーヒー成分の抽出に妨げが減る。
・時間経過(悪)香りが弱まる。2週間ほどまでに飲める方が良い。
・二酸化炭素(良)酸素を押しだせば酸化抑止。
・二酸化炭素(悪)香りと雑味も抱えている。
・酸素(悪)触れると酸化して劣化します。
・表面積(悪)粉に挽くと豆の時よりも大きくなる。大きさに応じて、酸化や香りの放出が進みやすくなる。
・温度(悪)品質劣化。

煎りたてコーヒー豆を美味しく

しっかり蒸らす

普段からする事ですが、ドリップ時に挽いたコーヒーの粉をペーパーにパサっと入れて、お湯を「の」の字で注ぎます。

粉を蒸らすためなので、そのくらいの量しか注ぎません。しばらく待って、粉がむくむく膨れて来るのを楽しみます。

この膨れてくる動きこそが、二酸化炭素を放出する動きがもたらす目に見える結果です。

更にプロはこんな技も。

亜酸化窒素で二酸化炭素を飛ばす

これは初めての経験です。

JSC2019の上位3位を獲得したUCCのバリスタのみなさんがトークセッションを開いて下さった時のことです。

この写真だけでお分かりの方もいらっしゃる?

お料理の際に、食材を泡立てて、ホイップクリームの様にして、料理を飾るエスプーマ。写真右上のカールチューブの先は、下の写真の亜酸化窒素のボンベ。

挽いたコーヒーをエスプーマのボトルのようなのに入れます。亜酸化窒素を充填。

普通は白い口を下にして、お皿にふわふわを盛り付けるところを、上に向けてプシュー!

自宅には用意できない。。。

コーヒーメーカーの周辺で繰り広げられることをお届けします。