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珈琲用語メモ>サードウェーブコーヒー

よく聞くサードウェーブコーヒー。

コーヒー市場の

お客様へ提供する価値の変化

を表していたのですね。

変遷

1st wave
大量生産、大量消費

あー高度経済成長。有名なコーヒーメーカーさんの便利なインスタントコーヒー。
次第にフレッシュも混ぜ込んだたいへん便利なスティックタイプ等が登場。
お店のコーヒーも有名なコーヒーメーカーさんの缶に入った粉のブレンドコーヒーが多かったのでしょうか?

この頃にも喫茶店や一部のなんとか珈琲さんは、産地や品種を前に出したコーヒーも取り扱っていました。しかし、大勢ではなく、一部の先頭集団のみの状況だったのでしょう。

1960年代までくらいの時期だそうです。


2nd wave
品質重視

ここでスタバが上陸
確かに美味しいと思った。
深めのローストと慣れると便利なカップの蓋の飲み口にアメリカ大陸で出会う。
ファストフードのコーヒーでもなく、ちょっとハイクォリティーな感じ。

1960年代のできごとだそうです。

3rd wave
ハンドドリップ

 ブレンドコーヒーとは違い、産地や品種などを特定して、個性を味わうことが可能に。ウイスキーならシングルモルト?原酒。
 個々の豆の味わい。店員さんの思い入れが伝わってくる距離感。バーのカウンターが感覚的には近いかな。
 それを2nd wave以上にスタイリッシュな形でハンドドリップで淹れて魅せるのです。
 空間そのものが一つのテーマパークのイメージと言うと大げさだろうか。
私はこれにヤラれた。

2nd waveでも一部で取り扱いが有ったが、殆どはカフェモカ、ラテの様に豆のブランド指定ではなかった。農園指定、狭い地域指定と言ったスタイル、いわゆるスペシャリティーコーヒーは3rd waveの象徴のように思える。ただ、コーヒーの淹れ方では、国内の喫茶店が既に3rd wave的なお店だったり。2nd waveのお店も、両者にそう距離はなく、十分に3rdに向けたポテンシャルはあったと思います。


「サードウェーブ」の用語は2002年からアメリカ合衆国で使用され始めた用語で1990年代に流行の兆しが見え始め、現在まで続いている現象であるが、その起源は60年代、70年代、80年代にも求めることができる。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スカンディナビア諸国にも同様の流行が存在する。(wikipediaより)

清澄白河にブルーボトルコーヒーがお店を開いたのが2015年の出来事。猿田彦コーヒーが生産地域指定の豆を扱っていたことを思えば2011年ごろに、日本で3rd waveの動きがあったと言っていいのかもと思ったり。3rd waveと自称していたかはわかりません。

コーヒーメーカーの周辺で繰り広げられることをお届けします。