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脱北者野球チーム、アメリカへ行く part3

記事を開いてくださりありがとうございます。
今回は、アメリカ到着後、一つ目の地、ニューヨーク編になります。文才が全くないので、面白さは何もなく、本人の備忘録になっているので、大きな期待はせずに読んでもらえると幸いです。part2の前記事はこちらからどうぞ。

 ここからはアメリカ現地時間での日にちでお送りします。お伝えし忘れましたが、今回の海外遠征でのネット通信に関しての情報です。韓国では最初コネストさんの電話番号付きe-simを購入したのですが、なぜかうまく反応せず使えなかったので、Xでe-simのポストしていたら反応してくれたトリファさんのを使ってみることにしました。アプリDLしてからの購入と設定方法もわかりやすくて助かりました。アメリカのほうですが、自分はソフトバンクユーザーということもあり、アメリカ放題の恩恵を初めて受けました。こちらもアメリカ到着後にデータローミングをONにするだけで、あとはアメリカ放題の適用されたSMSが来て終わりなのでかなり楽でした。

7月19日のスケジュール


ホテル朝食

 18日夜に韓国からアメリカへ15時間に近いフライトをしたのにも関わらず、空港に到着したのはアメリカ時間で18日の夜遅く、ホテルに着いたのは19日の1時半ごろというのは、日付変更線のことを知っていても実体験するまでなかなか不思議なものです。
 ホテルに到着後、部屋のメンバーの振り分けをして、ルームキーをもらい朝食のレストランの時間や集合時間の確認を終えて、それぞれの部屋へ向かいました。自分は学校の先生と同じ部屋になりました。集合時間は朝6時55分という早さで、朝食のレストランは6時から開始という結構時間ギリギリでした。先生は少し寝られたようですが、自分は一睡もせずに移動することに。

結構広めのベットでした

 一応朝5時45分にアラームを設定し、6時にレストランへ行くと、学生二人と出会いました。しかし、入口空いてなくない?え、どこから入るの?となっていましたが、どうやらまだ準備中だった様子でした。店員さんがドアを開けてくれたので、食券を渡して入場完了です。ただ、一部のメニューは調理中で少しだけ待ってくれたら出せるということで、まずはアメリカのホテルはどんなメニュー出してくれるのかチェックすることにしました。
 パン、オートミール、スクランブルエッグ、ハッシュドポテト(セブンのミニハッシュドポテトみたいなもの)、ソーセージ、ヨーグルト、パンケーキ、ドライフルーツ、フルーツ、ジュース、コーヒーがあったと記憶しています。糖尿病持ちの自分としては、野菜サラダほしいなと思いつつ、仕方ないので量のほうで調節することにしました。ちなみにメニューにほとんど変わりがないので、似たようなセットで食べていました。

まずは準備されてたパンとパンケーキを取って待ちつつ
ハッシュドポテト?とソーセージを追加

 時間がたつにつれて少しずつ遠征メンバーもレストランへ入ってきました。自分の席にはマネージャーさんと学生二人の4人で食べることになりました。学生二人はさすが若いことだけあって、たくさん食べています。純粋に羨ましい。ご飯を食べながら話を聞くと、少し寝れた人もいれば、自分のように一睡もせずに食べに来た子もいました。バスの移動時間もあるのでそこで寝ればよいのマインドです。

国際連合本部ビル

 集合時間の6時55分ですが、パスポートを忘れたり、あれがない!これがない!で少し慌てましたが、無事に出発です。バスの中では、夜遅くに出会ったこともあり、今回同行されるガイドさんの挨拶から始まり、アメリカで気を付けないといけないことを教えてもらい、ニューヨークや移民の歴史についていろいろと説明を受けました。

 バスは1時間ほどかけてニューヨークの中心部へ入りました。今日の一つ目の行先は国連本部ビルです。彼らにとって一番思い浮かべやすいのはやはりBTSでしょうか。ガイドさんもBTSとうまく話を絡めて説明をしてくださりました。しかし、自分にとっては国連と言ったら、「これ!」と思い浮かぶのが『沈黙の艦隊』です。これが海江田四郎が見た景色かと思いつつ、自分たちの入場予定時間まで、フォトタイムとなりました。

国際連合本部ビル
Sphere Within Sphere
The Knotted Gun
SDGsの広報ブースかな?
国連の自販機で買ったお水
国連ビルからの風景
原爆の写真1
原爆の写真2
ニューヨークの風景
ここがあの!!
地下1階の本屋

 国連ビルに入ってもガイドツアーの時間まであったのと、ツアー終了後にお土産を買う時間がないということで、ツアー始まる前までに地下1階へ行くことに。ここではフードコート、お土産のショップ、ちょっとした本屋さん、おそらく広報室?コーナーなどがありました。お土産ショップは種類も多く、タンブラーや文房具などと迷った結果、パスケースを買いました。結構役に立っています。学生の一部はお土産を買ったり、フードコートで食べ物を買っている子もいました。
 なんやかんやで時間が来たので、1階の集合ポイントへ。私たちのガイドさんと、国連のガイドさんの説明を受けつついろいろな場所を見学しました。一部会議中だったこともあり、静かに入って静かに退出する会議室もありましたが、貴重な体験になりました。そしてガイドさんが通訳者の大変さについても述べられていたことにも興味深かったです。そしてこれからも感じていきますが、唯一心残りなのが、十分な観光時間がなかったことです。次は自分の力で自由行動できる旅で来たいと思いました。

駐国連韓国代表部

 国連の見学の後は、駐国連韓国代表部へと訪問し、황준국(黃浚局)大使と面談する機会を設けてもらいました。長旅移動と時差のせいか、学生たちも少しだけ眠たそうな目をしていましたが(大使の優しいボイスで眠気がさらに加速されてたかも?)、質問をしたり、南北のことに関しての話をして有意義な時間を過ごしていました。こちらの訪問に関しては、韓国語(もしくは英語)ではありますが、公式から記事が掲載されているのでリンクをシェアしておきます。
 学生たちは記念写真を撮り、代表部からもミニハンド扇風機をもらい喜びながら次の行程へと向かうため、エレベーターで降ります。

駐国連韓国代表部

ランチ

 大使との面談を終えて、時間はお昼です。お腹もすき、アメリカでの初の昼食タイムです。お昼は現地の韓食食堂、더 큰집(The Kunjip)です。ここら辺は韓国料理のお店も多く、後で調べたところ、ニューヨークのコリアンタウンでした。韓国の銀行もあり、歩いていて興味深かったです。肝心のお昼のメニューですが、国連での待ち時間に事前に選んでおき、出てくるのを待つだけでした。自分はソルロンタンを選びました。他はチゲなどを注文する人が多かったです。アメリカだからと言って、味は変わらずいつものソルロンタンでした。

お店の玄関
日本人も好きなカンジャンケジャンもあるようです
반찬
美味しかったです

Human Rights Foundation(エンパイアステートビル)

 お腹いっぱいご飯を食べ終わったら、向かった先はなんとあのエンパイアステートビル!というのも、次のスケジュールは、こちらに事務所を構えるHuman Rights Foundationさんとのミーティングでした。さすがに学生十数名が一度に話すのは難しいので、代表して2名の学生が、自身の経験や今野球を通じて思っていることなどを述べていました。

 実は極度の高所恐怖症な自分。この写真撮るのにも腰が引けていました。

景色は最高ですが、怖かったです

ヤンキース対レイズ観戦試合(ヤンキースタジアム)

 人権団体との会合の後は、野球人お楽しみのメジャーリーグの試合観戦です。場所はヤンキースタジアム!招待してくださった情報によると、どうやら来場者にプレゼントがあるとのことで、できるだけ早く行くことになりました。ちょっと早めの夕飯として、バスの中ではハンバーガー(大きすぎハンバーガーがぶりついて食べようではなかったです)をパクリとたいらげての参戦です。
 7月19日の試合は、ヤンキース対レイズでした。後から知りましたが、当時のレイズにはあのホームランキャッチしてどや顔で有名になったアロザレーナ選手がいたのこと。メジャーリーグの試合を全く見ていないので初めて知りました。

野球場へかける学生たち
来場者プレゼント
中身はゲリット・コール投手のボブルヘッド人形

 自分たちの席は三塁側でしたが、向かう途中でホームベース側からパシャリ。

初めてのメジャーリーグの球場体験

 入場してから席に向かう途中で、理事が「帽子を買おう!」という急な提案で衝動買い購入しました。ただ帽子だけでもいろいろな材質やカラーの種類ありました。あと気になったのは、日本のプロ野球とは違い、ホームチームのグッズしか売ってないんですね。もしかしたらMLB全体での小さなグッズショップは別のところにあったのかもしれませんが、分からなかったです。

水色の帽子かわいいですよね

 試合開始まで練習を見つつ待っていたところ、米国在住の理事さんが、「野球場に来たからには、これしないといけないでしょう~!!」という勢いで、ビールコップを渡されて一杯することになりました。初めて、ステラアルトワを飲みましたが、お酒にかなり弱い自分でも結構飲みやすくてよかったです。

チャ~ン
結構おいしかったです

 試合が始まりました。話にはきいていましたが、メジャーリーグではここまで結構大胆なシフトになるのですね。勉強になりました。メジャーリーグの試合には詳しくはないので、面白かったです。学生たちとは席が離れていたので、果たしてどこまで楽しめていたのか、アメリカの野球を見て勉強になったのかは気になります。

バーモネフタリじゃないソト選手

 小腹がすき、お酒も飲んだということでお手洗いと水を買いに出かけたところ、マネージャーさんもご飯を買うということで一緒に行かせてもらいました。「Grub tub combo」というメニューでチキン、テンダー、飲み物がついて、$21.99でした。ケチャップやマスタードは、小さなカップを渡されて、自分で入れる場所があるので、そこでほしい分だけいれる形でした。

えー、来る途中にストロー無くしました

 ご飯を買っている最中にヤンキースの得点シーンは見ることができす…そして試合の途中ではありましたが、ホテルに戻る時間がきたため、最後まで見ることはできずに帰途へ。個人的には英語も全く聞き取れないなか、一日目が終わりました。


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