見出し画像

AIと先端IT学習を考える

この記事「日本のAI人材育成、そんな“制度”で大丈夫か?」松本健太郎,ITmedia をメインに考えてみます。

AIと言えば、真っ先に「囲碁」や「将棋」を思い浮かべます。
あれほど簡単には人間は負けない!
と言われていたのに、あっという間に追い越されていきました。

さて、そうなると、気になるのが「仕事を奪われるかどうか?」です。
それに関連する記事も沢山あり、解説や議論が交わされています。

私のような仕事にもどう影響があるか?働き方が変わっていくのか?
人間だからこそ勝負できる、武器になる部分はどこか?
そういったことで非常に強い関心を持っています。

また、「キャリアカウンセラー」(資格保有)としての研鑽も必要です。

今回のこの記事では、そのAIの「人材不足」と「小学校からのプログラミング教育」に関する記事。

過去の連載でも少し触れましたが、ディープラーニングを含む、機械学習などを習練した“先端IT人材”は圧倒的に不足しているといわれてます。経済産業省が出した予測では、2020年には約4万8000人が不足するとしており、人工知能のビジネス活用が遅れる要因の1つとして挙げられています。

ちょっとイメージし難いですが、「先端IT人材」についてみてみましょう!
IT人材は2030年には78.9万人不足するが特にビッグデータ、IoT/M2M、人工知能が狙い目」株式会社イテレイティブさんのブログ記事が解りやすいか?と引っ張ってきました。

先端IT技術を担う人材のうち、「量」的側面(人数)に関する不足感が強い人材としては、「クラウド」、「ビッグデータ」、「IoT/M2M」に関する人材であることが述べられています。

人材の質(能力)については、ITベンダーでは特に「クラウド」のほか、「ウェアラブル」、「ビッグデータ」「ロボット」となっており、Web企業では「人工知能」という回答が最も多く、「ロボット」や「デジタルビジネス」となっています。

こういったキーワードが解るかどうか?
直接従事する人も居れば、そういった人材を獲得し、プロジェクトや企画や製品を実現していくために「マネジメント人材」も必要です。しかし、果たしてどれだけの人がこういった領域に興味があったり、学習しているでしょうか?

全然興味ないけれど、そういった人材を獲得したら何かが実現できそうだよね!とか、よく解らないけれど、「これを実現してくれ!納期はこれまで!」では困りますよね?

そういった意味で、専門、間接的にではありますが、学習が必ず必要になるでしょう。

陸上競技、ランニングでも、こういったものが必要になってきているとは思いますが、さてどうでしょうか??


最初の記事に戻ります。

義務教育過程については、文部科学省の方針もあり、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修となる予定です。

とあり、どんな教育、学習が予定されるかが説明されています。

また、大学教育では

データサイエンティストの圧倒的な不足を背景に、文理を問わずSTEM教育(科学=Science、技術=Technology、工学=Engineering、数学=Mathematicsといった理工系教育分野の総称)の重要度が高まってきています。

と書かれています。

なぜSTEM教育が大切なのか、大学は産業ニーズに応える必要はあるのか、今こそ、真剣に考えるときかもしれません。

とはありますが、どうでしょう?

ディープラーニングの世界では、毎日のようにイノベーションが起きています。「3カ月前の論文がもう古い」なんて事例はザラにあります。そのたびに知識の更新を図る研究者は大勢います。それが世界の最前線です。

その様子を見ていると、本当に大切なのは、学ぶ内容そのものではなく、学び続ける習慣と情熱なのだと考えさせられます。週に何度か机の前に座り、知識の更新をする時間は、習慣化していなければ、とても続かないでしょう。私たちは学生時代を通して、その「習慣」を身に付けようとしていたと考えても良いかもしれません。

大学で学ぶ必要があるかどうかよりも、現在社会人として働いている人も含め、どれだけ学習を継続しているでしょう?

興味を持ち、触れているのでしょう?

流石にガラケーだけで、どうしてもスマホは嫌だ!
という人は減ってきたかもしれませんが、若い人でもスマホは触ってきたけど、PCは全然!という人も増えているかもしれません。

もちろん、これからの、次代を担う世代が学習していく必要はあるでしょうが、上の世代にあたる人々が全然だと、結局若い世代の活躍の場を阻害してしまうかもしれません。

現時点でも先端IT人材は「報酬が低い」「待遇が悪い」が悩みだというように記事にも出ていました。不足し、ニーズも多いのに「待遇が悪い」という状況でその職に就きたい!その分野に進みたい!という人が多く出るでしょうか?

少しでも上の世代にあたる人も、誰かに強制される学習状況でないからこそ、興味を持ち、自ら学びを進めていきたいものですね。


ヘッダー画像はBeautiful Free images|Unsplash:https://unsplash.com/ さんよりお借りしました。


いつもご訪問、お読み頂きありがとうございます。 すき(ハートマーク)を押して頂いたり、コメントやSNS等にシェア、サポート頂けると励みになります。サポート、応援頂いた分は必ず、活動する中でみなさんにお返しして行くことが出来ると思います。今後もお付き合いを宜しくお願い致します。