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監督論

以前のエントリーでこのようなものを書きました。
本:指導者、監督と言えば・・・

私にとって大学チームを2チーム、累積10年以上「監督等」を務めてきたこともあり、最も身近なテーマの一つとなります。

さて、本日はこのような記事を見かけました。

監督が求めることと自分のやりたいこと。アントラーズで抜擢され、干された監督との付き合い方」岩政大樹が書き下ろす選手と監督の距離感
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監督の立場に立てばそれも理解できます。不器用で足が遅く、分かりやすい特徴はヘディングくらいしかないので、なぜ“イワマサ”が試合に出ているのか分からないのでしょう。僕にはいつも他の人以上に自分の存在意義を絶対的な結果で示し続ける必要がありました。

「監督」と「選手」の人間関係において書かれた記事。
監督の立場ややり方を忖度しつつ、「選手目線」でも表されています。

さて、この場合、「監督」はチーム全体を指揮、結果を出すために招聘されていると思います。それに対し、「選手」は1プレイヤーとしてチームに貢献することが求められているでしょう。

恐らく、監督は「チームへの貢献」はフィールド内で、というのを主眼に。そして「いわまさ」さんはフィールド外でも、という考え方だったのでしょう。

ここで難しいのがお互いの立場。

監督としては「チーム全体の結果」を出すことで報酬を頂いているため、コーチングスタッフ含め、指揮を執りますが、プレイヤーはやはり「プレイ」で報酬を頂いているので(もちろん、ファンに関わることなど色々あります)、越権行為に映ることもあるでしょう。

特に、外国ではそのような「線引き」がはっきりしている場合が多いようです。

ただ、プレイヤーにとっても「チームメイト」に関わることで、それが「プレイ」にも大きく影響することから、いわまささんのように考えて行動することも多いと思います。

また、キャプテンならまだしも、1プレイヤーが「チーム全体」のことを監督と話し合うことが是か非かはなかなか難しく、やはりそれも監督のスタイルによって大分違うかな?と考えます。

「監督」も「プレイヤー」も独立した一人の人格でありながら、「一人で何かを行う」わけではなく、協力体制が不可欠です。が、その「協力」すべき場所がどこにあるかを察知することが出来るプレイヤーの方が「環境変化」に強いのは確かですね。


「もう一つ思ったのが」

プレイヤーはその場所にずっととどまり、環境が変わらなければずっと「同じ視点」でしかものを見れなくなるということ。

そこに監督やコーチングスタッフの視点が加わり、違う世界の勉強、交流を持ったり、移籍などを通じて「プレイヤー」としての引き出しが大きく異なってくる。

特にサッカーはチーム競技で、チームによって「プレイヤー」に求める能力、スキルはたとえ同じポジションであっても全然違うものとなるだろう。

これは「箱根駅伝」でも同じで、やはりチームによって必要な「戦力」は都度変わっていくもの。特に、学生スポーツは卒業があるため、どこそこの区間が手薄、〇〇の種目の枠が空いているなどがしょっちゅう起こる。

自分がプレイヤーとしてどう処するか?どの方向に能力を磨くか、高めるかはそういった「チーム事情」も考えられると活躍の場を得やすい。


結び

もっと色んな記事を紹介しようと思っていたけど、書くことが色々増えて、気付けば長文になりつつあるので、今回はここまで!


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