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論文

引用された数が大事で、幾らいい論文でも他の人に引用されないと陽の目を浴びず、埋もれてしまう。

確かに、何年後かに「発掘」されて、あの時既に発表されたこの論文が!ということは起き得るけれど、出来れば早いうちに注目された方が、次への研究への投資も呼び込めるし、人などとにかくリソースが集まる可能性が高まるわけで。

これは実際にネットでも同じで、いいね!はあくまで読んだよ、良かったよ!という賛辞にはなるけれど、基本的には流れていってしまうもの。これは拡散に繋がるシェア、リツイも同じ。

一番は他の人に「引用」され、あちこちで参考/活用されること。難易度は以下の形になる?

引用 > リツイ・シェア > いいね・すき

もちろん、いいねの価値が落ちる訳ではなく、有難いこと。だけど、仕事に繋がったり、講演や講習に講師として呼ばれたり・・・

となると、一本でも多く論文と同様に引用されるような記事を書くことが大切だろうと思う。

何しろ、引用は他人の場に登場する訳で。そこにはいい加減なものを自分の場に載せたくないと考える抑制も働くだろうし。

逆に、これから論文と一般の人が書くものの差は減少すると思う。もちろん、科学/臨床実験が必要な理工学医学系などはまだまだ差はあるだろうが、文系の論文はどうでしょう?引用の内容次第で「机上の空論」と言われかねない訳で。

そして、AIが発展し、データ/資料/史料収集が容易になっていくと・・・

差をつける部分は感性だったり、切り口だったりになっていく。コピペで作られたレポートは論外にしても、レポート生成能力を磨いておく=引用などを上手く活用できるスキルを磨いておけば、自分の言いたいこと/表現に裏付けや肉付けが出来、読んで頂けるものに仕上がっていくと思う。

とにかく、日々アウトプット訓練、引用などを活用したレポート/ブログ作成をしておいて損はないと思う。

これは社会人になって、レポート/企画などに取り組んでいる人も同じで、ブログなどでこういった訓練/発表に慣れておけば、知らず知らずに力は付いていくだろうと思います。

私が書いた記事なども引用に使われることが増えていけばいいな、と思います。

ニュース系

ニュース系が即時性を大事にするのもそういった観点で、如何に早く出すかで拡散/引用に繋がるわけで、だから速報はネット、特にTwitterやSNSには相性がいい。

こう考えると、論文もそうだが、紙媒体に書いたことも引用されやすくするためにどうするか?も考えた方がいいかもしれない。重厚な研究発表と、抄訳を作成するとか。

それも早ければ早いほど、注目度が最大になり、時間が経てば徐々に興味関心が薄れ、発表したことも価値が落ちてしまう。

情報をぱっと拡散すればそれはそれで役立つけれど、やはり一言何かを付け加えたり、これをなんで拡散したか?知っておいてもらいたいと思ったか。自分がどういう意見/感覚を持っているかを伝えると良いだろう。

そこで引用している意味が出てくる。

たった一言でも、元の記事は確かに発信源のモノだけど、付加価値の部分はあなたのものとなり、充分な表現をしていることとなる。

逆に、悪く書くと、自分の評価も意見も悪い方に働くので、出来るだけ誰かの役に立つ、プラスになることを発信/付加した方がいいだろうけれど。


結び

引用を繰り返された発表物はクモの巣を張ったように、その中心となって存在感を示す。そして、数々のネットワークが出来ていく中で、他の発表物とも繋がる。

ネット上で生じるコミュニティのようなもの、協力関係もそんな風に見えるし、引用関係も可視化すれば本当に価値の高い、不特定多数(少なくとも必要とするところに届いているかどうか=身内だけで引用しあっている閉じたものではないか?)にまで波及しているかはそのうちAIなどで簡単に可視化出来るようになるでしょう。

本物の、影響力を持った発表物はどんなものか。そこにバズる現象のヒントが隠されているような気もします。考えながら、工夫し、そういうものを創り上げてみたいですね。


蛇足

インフルエンサーも同じだと思います。ネットワークがどういう形であるか?フォロワーの構成も可視化されていけば、本物が浮かび上がりやすくなるでしょう。「可視化」はこれから更に大きなキーワードになっていくと思います。



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