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足底:ランニング感覚

左の足底は常に痛い。厳密に言うと常時痛いわけでは無いけれど、365日中350日は痛いというレベル(笑)走るのも歩くのも、日常生活においても痛みが出やすいので気をつけないといけません。

末端方面って意外と全身の感覚・バランスを崩させてしまうんですよね。

こちらでも触れたのですが、特に左足。足首がどうしても弱く、現役時代はそれを周囲の筋肉でカバーしていたから多少ましだったと思うのですが。引退したらどこも痛くないよね♪という考えは甘く、むしろ引退後のほうがあちこち痛い(笑)

やはり身体に歪みがあるまま走っていたり、トレーニングを続けていたんだろうなという感じだし、鍛えるほうが優先で、整える方に対する意識が現役時代は低かったのだと思う。

指導者になってその辺りをベースに、伝えるようにしています。


足底の痛みが出る理由は色々あると思うけど、私の場合は足首の動きの悪さを足裏全体でカバーしている感じがします。地面をキャッチし、動き出す時に指を強く使う。立位姿勢でも同じで、ぐっと足裏全体で支えていることから非常に足底部分に負担が生じている感じがする。

日頃から竹踏みなどでケアしたりはしているが、常時張りを強く感じているため、快復には至らない。しなやかさもなく、かちかちになっている感じが受けるので、竹踏みでもゴルフボールでのケアでも、ツボ押しでも痛気持ち良いのだけれど、ずっと違和感がある状態。

全身のバランスとしてもヘルニアも左だし、左半身に負担が掛かりやすい状態だと思う。姿勢もやや左に寄っているから、足裏への荷重・負担も大きいのでしょう。

解っているけど、修正がなかなか上手くできないのが難しい所。本当に治していくなら、全身のメンテ&鍛え直しからじっくり取り組む必要がある。それは本当に地道に、少しずつやっていかなければならない。

ここに至るまで長年、少しずつズレや負担を引き起こしているのだから。


★★★

指導者として、アドバイザーとして思うことは、「何も問題がない」と思っている段階でも徐々に「問題の芽」は根を張り、成長していっているということ。萌芽し、表出してきた時にはそれなりに厄介な事案になっているということ。

出来ればビギナー時から適切な指導や助言を受けつつ取り組んだほうが後々のトラブルを防ぐ可能性が高まります。今、この瞬間にも少しずつ芽生えていくことから、1刻でも早く取り組んだほうが良いのは確かです。

何も指導者・アドバイザーは競技力を伸ばすために存在しているわけではなく、その競技・パフォーマンス・エンジョイを維持していけるようにサポートするのも重要な役割だと思います。

足底と言えば「足底筋膜炎」とすぐに言葉が浮かぶくらいポピュラーな部位。それだけトラブルに見舞われる人も多いのでしょう。どうもこの部位は特に「休めば治る」という感じもしません。

先ずは自分の身体を知り、動かし方や姿勢、操作などを修正しつつ、ケアや取り組み方など様々な観点から組み立てる必要があります。

是非ご一考下さい。参考になれば幸いです。

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神屋伸行/加古川優考塾/走遊Lab代表
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