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日本人という特権

 ニュージーランド(NZ)のワーホリ、マレーシアの滞在でよく感じることがある。それは日本人に生まれたというだけでとても恵まれているということ。
 例えばNZのワーホリの時、200人以上が働いている農業会社で働いていた。従業員の8割ほどがサウスアイランダーだった。トンガ、サモア、バヌアツなど島国出身の人たち。彼らの話を聞くとほぼ全員が家族に毎週いくらと決まった額の仕送りをしていた。一方、日本から海外に行って親への仕送りをしているという人の話を俺は聞いたことがない。
 また、ワーホリに来ていたマレーシアの人たちはワーホリの期間が6ヶ月でかつ人数制限もある。そして、行ける国も限られている。中国やチェコも人数の制限がある。一方、日本人だと26ヵ国にワーホリで行けて人数制限もない。 
 さらに、トレッキング中に出会ったイスラエルの男たち。イスラエルでは兵役が義務で18歳ごろから2,3年は入隊するそう。若くて色々やりたい時期に兵役って地獄すぎる・・・。
 そして日本のパスポート。日本人だと現在193ヵ国にビザなしで渡航できる。これは世界で1番強いパスポートになっている。これまで生きてきた日本人が世界から信頼を勝ち取ってきたからこそ、気軽に海外に行けるようになっている。
 久しぶりに海外に行って、様々な経験をするなかでこうした日本人であることの特権を体感した。当たり前なことは当たり前ではない。日本にいるとその恵みを当たり前のように享受していることに気づかない。もっと多くの日本人が外に出て、日本人であることの素晴らしさに気づけたらいいのになと思う。

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