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脳に原因があった?誹謗中傷は無くならない?単語脳と文脈脳

誹謗中傷はダメだ。そんな事、小学生でも下手したら幼稚園児でも分かっているが名誉毀損や誹謗中傷といった警察に訪れた相談件数は毎年1万件を超えているそうです。

つまり、1日約27件も分かっているだけで相談連絡は来ているということなので実態はもっと多い事が分かります。

今回はそんな事を踏まえて単語脳と文脈脳について考えて欲しいと思い書いていきたいと思います。

そもそと単語脳と文脈脳についての説明です。

単語脳とは単語の1部分のみに着目して解釈して情報を受けとる事です。

これは文章がどうこうというよりはその1部分の情報のみを切り取ってしまう脳の構造であり、年々増えているそうです。

これはショートムービーで構成されているSNSアプリでもあるTiktokの影響かそれとも、140文字でしか表現できないTwitterかもしれません。

その単語脳の人にとってはもはや、文章の構成とかはどうでもよく、自分自身がどう感じたかで先に動いてしまうのです。

一方で文脈脳は文章の全体を理解しようとします。どんなに汚いや強い発言が入っていても文脈がしっかりしておる場合は何とも思いません。

また、そこの単語に至る背景を知りたがる傾向があるので片方の一方的な主観によって物事を決めようとしません。

どちらが悪くてどちらが良いではなく、こういう脳の解釈の仕方があるという事を理解して貰えると幸いです。

それでは、何故誹謗中傷が無くならないかについてです。

結論から話しますと当の本人からするとそれは正論というな正義という認識でいうケースが少なからず関わっているからです。

この世界には優れている人もいれば劣っている人もいます。これは環境や生い立ち、育ちにより平等な訳が無いので仕方がないことです。

優れた人の場合人生を納得しているかもしれないが劣っている人は自分自身の人生に納得がいっていない。

劣った人達は優れた人になりたいという理想を持つがその理想と現実の合致してくれないその摩擦から精神をすり減らし、心苦しんでいるのである。

だからこそ、劣った者は何かにケチをつけては精神、心の傷を忘れたがっているのだ。

しかし、優れた者が実は裏で悪どい事をしていたらどうだろうか。

あの金持ちは本当は詐欺師やあの一流アスリートはドーピングを使っている、あの女優は整形だ等といった根も葉も無い噂から少しでも粗を探しだしてそれを見つけたら徹底的に攻撃する。

つまり、優れている人=悪人という解釈であれば、その劣っている人の言動は正義となり、自分達の現実と理想を痛めつける精神や心を和らぐのだ。

それが誹謗中傷の根本的な原因となるのである。

この時に言うのが「常識的には◯◯だ」や「道徳的には◯◯だ」「◯◯は◯◯だから」「人としてこうあるべきだ」といった断定的なもっともらしい言い分をつけた自分を正当化させる為の否定文である。

これが見事に正義の行いとして共感を呼び共感が群れとなり互いの精神を癒し合う事で一体感が生まれ快感のるつぼとなる。

我々がよく利用しているSNSはそうようなプラットホームでもある。

劣っている人達は誹謗中傷により傷んだ心や精神を回復させ快感を覚える。

しかしながら、これを治す方法は心や精神が劣っている以上、不可能である。

何千年という昔から名誉ある豪族や国王が残酷な公開処刑にも関わらず、自然と人が集まりその処刑場には人が集まって見ては快楽を覚えた。

どんな時代でもどんな法律があろうともどんな最新技術が進んでも人間に刻み込まれた本能であるのかもしれない。

だからこそ、誹謗中傷が無くす為には自分が自分の人生に向き合う事が重要です。

どんなに失敗しても馬鹿にされても自分自身が一歩でも前へ自分が行きたいとこに近づいていければ良いのです。

もし、世界一を決める試合前のボクサーだとします。そんな時にアホとかバカとかの誹謗中傷が耳に入ってきて精神的なダメージを受けるでしょうか?

答えはNoです。そんな事どうでも良いと思います。だからこそ、全員がある意味自分の幸せを追求した良い意味でエゴイストであれば幸せになれるのかもしれません。

エゴイストは使い方次第だと私は思います。

他人の為に良いことをするもの。
もしかしたらエゴに見えるかもしれません。

相手の事を長い目で先のことを考える事こそが誹謗中傷を無くす事が出来るのかもしれませんね。

大事なのは誰かを崇める事でも無いです。誰かを貶める事でも無いです。自分自身がどうなっていきたいかです。以上です。






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