Badfingerから垣間見えるもの

昨日は、バッドフィンガーとメリーホプキンの貴重な記録を聴かせていただきました。詳細は書けませんが、すごい場に立ちあわせていただきました。

バッドフィンガーに関しては、背景というか人間関係が私にはドロドロに思えて個人的にはSay No Moreまでを単純に作品だけ楽しんでいます。そして、ボツアルバムのHead Firstはこれまた名曲揃いなんですけども、Get Backのようには入り込まないようにしてきました。だって、辛くなっちゃうもの、どうしても。

実は、吉田拓郎さんとかも全く同じで、拓郎さんの作品の裏に隠れた背景にはほとんど入りこんでいません。それはスプリングティーンも、クラプトンも、yuiも同じ。

そして、そのファン同士の人間関係にも深く入ることはなく、むしろ全く入り込んでいないというべきでしょうか。

だからでしょう、私にとってのバッドフィンガーは楽しい思い出ばかりです。嫌な思い出一切ないし。それは拓郎さんや他のアーティスト関連でもほぼ同じ。

これがポールとかビートルズだとなかなかそうはいかなかったです。今は純粋に色々楽しみたいので、ドロドロ沼へは深入りはしないで、そして無理はしないでやっております。もう欲しいものもないし、無理してまで何かをしようとも思っておりません。

そんなことを考えながら、昨日はいいものを聴かせてもらいました。バッドフィンガーは私にとっては悲劇のバンドではなく、Wish You Were Hereのジャケットのようにビタースイートで、たばこと酒で退廃した青春のバンドなんです。それ以上でもそれ以下でもなく。それでも思うんだよね。彼らは、Appleをどう思ってたのかと、Saville Row。


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