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赤ちゃんに学ぶ、成長する人しない人。

1.こどもってすごい

出産して育児をする中で、子供の成長はすばらしいな、、、!!と感動する場面が多くあります。自分も同じ人間として生まれてきて、本当にこんなに学習し、成長しまくってた時期があったのか!と疑いたくなるほどです。
子供を見ていると、自分もこうやって成長したなら、この先もっと大きなことを成し遂げる成長ができるのではないかと思ったりします。

まだ歩けないのに、ソファやベッドに登ってみようとしたり
自分の気持や意思をなんとか伝えようと試してみたり
近くにあるものは何でも手にとって眺めて口に入れてみたり

「まだできないよ」と言いそうになる自分にたまにうんざりするわけです。
だって、「できない」と思ってもいないから、子供はしばらく経って本当にできるようになってますもんね。
数ヶ月も立てば、歩いて、走って、よじ登って、言葉を喋って、話をして、道具の使い方を覚えています。

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2.成長する人の3つの力

「できない理由を探さない」というのは生きる上でとても大事なことです。
そのうえで、同じ経験をしても成長する人としない人がいます。頭の切れる人は、経験からの学習能力が凄まじいと感じます。
成長する人としない人では、同じ経験をしたとしてもそこから学べる情報に差があります。その差は、3つの力の相互作用できまります。

成長に関わる3つの力は、

① 疑問力
② 想像力
③ 好奇心

です。

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この3つは相互に作用しあっていて、それぞれが独立した別のものというよりはどれかがどれかを生んで、そのどれかがまた何かを生んでるイメージです。

① 疑問力

「質問力」という言葉の方が耳馴染みがあると思うのですが、結局、対人だろうが対物だろうが同じことで、様々なことに「疑問を持つ力」が重要です。「なぜだろう?」「どうしてだろう?」という疑問を持つことができなければ、人はそこに対して知ろうともしません。興味が持てないのは疑問を持たないからです。
当たり前を当たり前で終わらせない思考力は、つまるところ物事を分析し、整理して再構築する力に繋がります。錬金術と同じです。何かを作ることは、物事を分析理解し、分解整理しないとできないということです。
でもそれは、「これはそういうものだ」と決めつけてしまったり、疑問を持たずに受け流すだけの人には不可能なことなのです。だからこそ、疑問を持つ力が成長の鍵になります。

「錬金術の基本は、理解・分解・再構築だ」
『鋼の錬金術師』より


② 想像力

想像力は、ホモ・サピエンスの手に入れた繁栄(良し悪しは置いておいて、ここでは繁栄としましょ)の源泉です。想像力のもたらすものは数多くありますが、私は想像力とは「仮定を導き出す力」だと思っています。
例えば今の世代の子供達は、何の説明書がなくてもiPhoneを与えられると電源をつけて利用することができます。
それは、彼ら彼女らの想像力が豊かで、「これを押したらこうなるんじゃないか」という仮定し行動するからだと私は思います。
今の豊かな社会の殆どは、過去の誰かの豊かな想像力の生んだものです。
「もしかしたら人間も空を飛べるのでは?」
「もしかしたら遠く離れた人とも会話ができるのでは?」
「もしかしてこれ他の人と協力したほうが良いんじゃない?」
「もしかしてご飯と松茸一緒に炊いたら美味しんじゃ、、?」
社会も宗教も漫画もアニメも会社のビジョンも私達を取り巻くものの殆どは「想像力」が生んだものです(良くも悪くも)。小さなものも、大きなものも。

想像力がすべてだ。
それは人生でこれから起こることの予告編である
アルベルト・アインシュタイン(物理学者)


③ 好奇心

好奇心は、私達に挑戦の行動を促し、世界を広げてくれる原動力です。好奇心がなければ、与えられたものしか受け取ることができず、誰かや何かに指示してもらわなければ行動を起こすことができなくなります。結果、与えられる以上の頭の中の引き出しも増えないので、思考の幅は広がりません。
ただこの好奇心、全くのゼロベースだと生まれにくいと言われています。私も常々思っているのでうが、人間は接触したことのあるものしか望まないですし、知らないものを欲しがったりはしません。
要するに、ある一定の知識や情報がない限り、好奇心をゼロから育むのは難しいのです。
私自身そうでしたが、与えてもらうことに慣れすぎて、好奇心や興味を持ててない自分に20歳ぐらいで気づきました。そして好奇心がないと興味がないので疑問も抱けず、お恥ずかしながら質問力が極端に乏しかったです。
そこで、ある一定期間意識的に触れる情報を増やすことにしました。読んだこともないビジネス雑誌を読み漁ったり、自分よりかなり上のレベルの人と会いまくったり、少しでも知らない単語があったら書籍、ネットで調べ、またそこで知らない単語を調べ、、、というように。
その繰り返しをやっていくと、自分の中で「好奇心」が湧いてくるのがわかるはずです。知りたいことややりたいことが山のように出てくるのです。
やればやるだけ自分の世界が広がっていきます。

一つのことが分かると、十のことが分からなくなる。
十わかれば、百のことがわからなくなる。
わかったことと、わからないことの「割合」は、いつまで経っても同じことである。
『思考の補助線』茂木健一郎著(脳科学者)


まとめ

疑問力も想像力も好奇心も、きっともともとは私達全員が持って生まれてきたのだと思います。ですが、だんだん失っていまったり、弱くなってることがあると思います。
年齢を重ねるうちに、できない理由を探すことに必死になって、誰かと同じじゃなきゃいけない気になって。
でも本来持ってたこの力は、意識して伸ばすことで徐々に回復するものだと私は思います。
今、この瞬間から、自分の毎日で見つめ返してみると、赤ちゃんみたいにハイパーな成長ができるはずです。(自戒)

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