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組織の中で存在感を出す意味と、存在感を出す3つの行動

ちょっと前にツイートした内容なのですが、そもそもなぜ組織の中で存在感を出していく必要があるのかという話をしたいなと思います。

どんなものにも応用ができるにせよ、少しわかりにくくなるので今回話すこの「組織」とは、仕事においてという前提で話をしたいと思います。
先程あげたツイートに書いた3つの行動は、そもそも私が自分の存在意義ってものを感じられないまま生きてきて、どうにか社会に出たら実績をあげたい!と息巻いていたころに実践していた行動です。私はどちらかというと根暗なタイプで、「目立ちたい」という欲求は低いですが、「勝ちたい」「成果を出したい」という欲求はおそらく強いほうだと思います。
当時考えていたことは、なんの知識もスキルもお金も実績もない状態のときに、どうしたら誰よりも早く、誰よりも大きな仕事を掴み、誰よりも大きな成果を残せるかということでした。
こうやって書くとめっちゃ向上心アリそうですけど、そうではなく、自分という存在がそこにいてもいい理由というか、自分がなにか1つでも「できる」と思えるものがほしかったっていうほうが近いと思います。

で、そうやって仕事をしていくうちに、数年立つと、この3つをやってる人とやってない人で明らかな差が生まれていくのに気づくようになりました。企業の規模によって多少違いはあるかもしれませんが、どんなに最初の熱意がすごくても、この3つの行動ができないと、徐々に「仕事がつまらない」という人が増えていくのです。

この3つの行動をしてる人としてない人の決定的な違いは、「チャンスを掴んでいるか」。
タイトルに戻りますが、どうして組織の中で存在感を出す必要があるのかといえば、「チャンスを掴むため」にほかなりません。

「頑張ってればチャンスが巡ってくる」ってフレーズ、どっかで聞いたことがあると思うのですが、これは半分本当で半分嘘だと私は思っています。
理由は2つ。
1つは、チャンスというものは、数に限りがあるということ。
2つめは、相手の認識範囲に届かないものは伝わらないということです。

チャンスは有限

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どれほど仕事が拡大しても、チャンス(機会)を無限に全員分作れるわけでは有りません。チャンスは「有限」で、数に限りがあるのです。
たとえ、数として全員に行き渡るだけのチャンスがあったとしても、それが平等に1人1回ずつ配られるとは限りませんし、1度にあげられるわけではないので順番があります。よくある話ですが、チャンスを掴む人は何度でもチャンスが回ってきます。1回も回ってこない人がいたとしてもです。
要するに、チャンスの数は有限で、それを掴む人は掴むべくして掴んでいるということなのです。

立場を変えて考えてみましょう。
あなたが会社の社長だったとして、重要な取引先の担当を決めようというとき、どんな人を選びますか?

当然、発言が的を射ており、責任感が有り、積極的で、スピード感があり、何かしらで成果を出していて、、、、、つまり信用できる人間を選ぶと思います。
人は、信用できない人にチャンスを渡そうとはしません。そしてまた、チャンスを渡す側は、限りあるチャンスを渡す信用に足る人間を「発見」しなければいけないのです。
それはつまり、「発見」できない限りチャンスをプレゼントできないという意味でもあります。

ここで出てくるのがもう一つの重要な点、相手の認識範囲に届かないものは伝わらないということです。

人に伝わるのは、相手に届いたものだけ

そもそも人間は、自分の認識可能な範囲にあるものしか近くできません。見えたり聞こえたりしていても、それが「認識」できているかはまた別の問題で、その範囲は人によってバラバラです。「よく気づく人」はこれが広く、「気づけない人」は狭くなっています。
ここでは触れませんが、実際にはこれは2次元の話ではなく、3次元であり、「深さ」という要素も存在します。認識範囲が狭くても深い人が存在したりするので、この範囲は単純に広いからいいとか狭いから悪いという話ではないことを覚えておいてください。

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ただここで大事なのは、この相手の認識範囲に届かない情報は伝わらないということです。
例えば、会議中に非常によく考えていろんなアイディアを思いついたとしても、これを発言しないことには相手の認識範囲に引っかかることはありません。その瞬間、「アイディアがない人」と同じになってしまうのです。
また、どれだけ広範囲に自分の意見を発信していても、相手の興味の認識範囲に届いてなければ、伝わることは無いということです。

図を見てもらいたいのですが、青い自分の努力がどれだけ広くても、自分が発信できる範囲が狭ければ、当然相手に届くものも少なくなります。
自分の発信範囲と相手の認識範囲が触れ合わなければ、どれだけ双方がいいことをやっても存在は認知されません。この円が触れれば埋めるはずだった「価値」も生むことができませんし、困っていることも認知できないのでサポートも手薄になりますし、やってることも認知されないので、チャンスを渡す人として発見されることもなくなってしまうのです。


チャンスを掴む側の人間になりたいなら、誰よりも存在感をだすことです。
逆に言うと、存在感を出せれば、チャンスがバンバン巡ってくるようになります。

例えばですけど、私は昔「起業する」ってことを誰にも発信してませんでした。言ったら「女なのにできるの?」とか「本当に大丈夫?」などと馬鹿にしかされないと思っていたからです。私は何一つ発信してこなかったのですが、この状態だと、どれほど努力しようが、チャンスは全く巡ってきません。だって、誰も私が起業したいってことを知らないんですから当然ですよね。笑
で、ある時からちゃんと言葉にするようにしたんです。もちろん自分を背水の陣にする意味もありましたが笑
そうすると、びっくりするほど声がかかるようになります。
自分の発信もしないでチャンスを待ってるのはただの甘えです。向こうからチャンスがきて、抱きしめてくれることなんて有りません。笑
「幸せは〜歩いてこないっ」ってやつです。

前回の記事とこの記事はセットになってますが、努力したら発信するんです。発信しない人に、チャンスはきません。

ということで、存在感を出す3つの行動を復習しましょう!

存在感をだす3つの行動

1.とにかく反応を早くする
何でもかんでも反応を早くする癖をつけましょう。反応が早いと、それだけで単純に接触回数(目にとまる回数)が増えます。投げかけに反応する人というのは相手からの信用度が上がっていくので、何かを依頼されやすくなるのです。結果、「この仕事だれに頼もうかな」と考えた時、真っ先に思いつく相手(ファーストチョイス)になれます。

2.手を挙げる
やったことのないものに自信が持てる人はそうそういません。誰だって最初は自信がなく、できるかわからない状態ではじめるのです。ただ、スキルアップ、更に大きな仕事につながるチャンスがあったときに、自分から手を挙げられない人は自ら機会損失してます。
どんなことも率先してやる人間は信頼を積み上げます。
私は真っ先に自分が雑用をすると決めてました。人の嫌がりそうな仕事を断らず、手を上げていると、「こいつやるやん」ってなって、信用度が上がります。

3.期日までにやりきる
当たり前ですが、「質を重視して遅れました」って人は、100%期日通りに出した人よりクオリティが低いです。
スピードを意識できないということは、PDCAが遅いということです。行動に踏み込まない、行動に踏み込んでもアウトプットが遅い、というのは人よりも試行錯誤が少ない証拠なので、成果への信用が下がります。
「誰よりもはやくやる!」ぐらいのスピード意識しましょう。
私は相手から「はや!」って言われるのが好きすぎて、色々早く出してたのですが、単純に処理能力が上がるので、いいことづくめです。笑


さて!以上が「組織の中で存在感を出す意味と、存在感を出す3つの行動」です。
特に難しいことは無いと思います。こんなシンプルなことをやってるかやってないかで、3年後にびっくりするほど変化が出るんだから人間ってすごいですよね。
偉人と私達の差なんて、こんなもんかもしれませんよ。

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