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ねえ、仕事ってめっちゃ憂鬱で、くっそ楽しくない?

ふざけたタイトルでごめんなさい。
しかし言いたいことはタイトルでほぼ終わってます。笑

普段「仕事楽しい!最高!」って言ってますし、働くことの概念を変えたいって本気で思ってますけど、実際仕事って憂鬱です。
毎晩今日の自分に絶望して、毎朝まだ見ぬハプニングに怯えてます。新しい挑戦に怯えて憂鬱になりながら、固定費の上昇に憂鬱になりながら、マネジメントの反省、ユーザー満足度の反省、そんな小さな憂鬱の連続です。
じゃあ仕事が楽しいし最高だと思ってるのは嘘なのか?魅せ方なのか?と言われると、それは違います。

この憂鬱こそが、私自身を成長させ、事業を成長させてきた恩人だと私は思っています。だから私は、仕事がめちゃくちゃ憂鬱だとも思っているし、仕事が最高に楽しいこの上ない娯楽だとも思ってます。

何なのこの人、頭おかしいのかな?って思った人のために、説明したいのですが、仕事の楽しみとはつまり成果です。

ユーザーが見せる幸せそうな笑顔
売上が上がる喜び
プロジェクトが成功した時の興奮
チームで結果を勝ち取った時の高揚感
さらに大きな仕事に挑めるワクワク感

これらは全て仕事の成果です。まだまだたくさんありますが、これこそが仕事で得られる何物にも変えがたい楽しみなわけです。

しかし、この成果は、凄まじい量の憂鬱の上に成り立っています。憂鬱の上にしか成り立たないのです。
そもそも、社会に価値を提供することは、そんなにラクなことではありません。人々が「大変だな」と思ってることや、「もっとこうだったら良いのに」と願っているけど、未だ実現されてないことを叶えていくのだから、そりゃ簡単じゃないのは当然です。

その解決を価値として社会に生み出していくことは、憂鬱で泥臭くて地味な努力の上に成り立ちます。

私がまだまだ短い経営経験の中で学んだ一番大きなことは、「仕事うまくいってるな」って思いそうになったらやばいって感覚です。そんなときは必ずと行っていいほど自分も周りも気づいてない大きなリスクやハプニングが潜んでいるからです。
それは、自分や事業、社員の成長の鈍化を招き、己の首をじわじわ締めていくことになります。結局、うまくいってると思った時点で進化が止まって、その時点から衰退が始まってるのだともいます。

起業して5年、「今いい感じかも」と思い、その後良いことが待ってたことなどただの一度もありません。いつだって、小さなことに憂鬱を感じ、そこに向き合い踏ん張ってきた先に、仕事が楽しいと感じる結果が待ってました。だから私は仕事がめっちゃ憂鬱で、そして仕事がくっそ楽しくて、好きです。

業績が上がってないのに、「一緒に働く仲間が楽しい」とか、社内がいい雰囲気と感じるのは、自分への言い訳です。結果の出ない関係を楽しいと思えるのは、同じ志がある仲間同士ならありえません。結果が出てないのに楽しいはずがないのです。
「頑張った」ことは無駄ではないけれど、社会に出たら評価されるのは結果です。みなさんが楽しかったであろう部活だって体育祭だって、負けるより勝つほうが楽しいに決まってる。
結果がないのに楽しいと感じているのは、気持ち悪い状態です。
売上やサービスの満足度など、数字がついていかない時、仕事は楽しくはないでしょう。たくさんの憂鬱で溢れてると思います。
でも、そこで踏ん張って課題発見、解決して目標達成できた時、言い表せない、他の何にも代えがたいほどの楽しさがあります。

逆に、目標が達成している時は、それ以上の成長のために自分が憂鬱になる仕事ができているかを考えなければいけません。
それこそが、小さな違和感に気づき、さらなる成長と成果を上げるための種になるからです。
うまくいってる時に怠惰になると、必ずその後そのツケが回ってきます。
世の中が絶えず変わっていくからこそ、常に自分やサービス、会社をアップデートしていかなければ、遅れをとってしまいます。
だから、進化しないことは衰退と同義なのです。

仕事を始めたばかりの頃は、憂鬱の先にあるものがわからないので、もうひたすら憂鬱しか無いように思えてしまうかもしれません。
新卒の時は特にきついと思います。この先に何があるのか?本当に仕事ってたのしいのか?疑いたくなると思います。
でも、本当はその憂鬱の先にしか、仕事の楽しさはないんです。
そんな時、自分の達成経験を思い出してほしいです。きっとその時も憂鬱の先に達成の喜びが会ったと思います。
2,3年したら、「憂鬱だわ、、、、憂鬱ってことはこの先にすごい成果が待ってそうだな」って思えます。笑


仕事は憂鬱です。
でも、憂鬱だと思ってる人は皆、仕事を楽しんで成果を出す才能があります。

小さいことを気にして課題発見していくから、大きな成果を出せるのです。
人が憂鬱だと感じることをやるから、人より成長できるのです。

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