日本の高校生の視野を広げたい

僕自身、高校生の間にコスタリカにあるUWCと言う高校にいく機会を頂き、進学先の選択肢は幅広いものだった(実際のところアメリカ、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアなど英語圏が多いが)。日本の公立高校に通っている高校生にもその幅広い選択肢はあるべきだと思う。日本の大学が悪いと言っているのではなく、他にも選択肢があり、それを選ぶ自由を与えたい。それから、アメリカの大学に通う身としては、もっと日本人の生徒がいて欲しいという願望から、こんなことを最近強く思っています。

日本の現状


日本の学校事情って、まず年度が4月に始まるってところからユニークで多分海外の大学とかに行くとなると約半年のギャップが出来てしまう。それこそ国によっては1月から始まるようなところもあるだろうし、そうなれば約一年のギャップになってしまう。「浪人」って言って大学に合格しなかった人、もしくは結果に満足しなかった人を指すネガティブなイメージを持っているこの単語が存在している時点で、この半年間のギャップって言うのは「浪人」に当てはまり、ネガティブに捕らえられてしまうのが一つ。

県立の進学校に多少なりとも通っていた身とし感じたのは、高校は進学実績が欲しいということ、生徒は有名大学に進学したいということ。その進学実績・有名大学にあたるのは日本の大学だけ。そして、その日本の大学に入るために必要なのはセンター試験と大学毎の二次試験を突破するための詰め込み教育。そして、日本人の意識の中には大学進学=学力=詰め込み力という等式が成り立ってしまっている。この意識をなんとか変える事ができなければ、いざ海外に進学しようってなった時にTOEFLやSAT, ACTなどといった物のみに目が向いてしまう。実際これらも合否を決める要素の一つにはなるが、一つに過ぎない。

Colorado Collegeの合否を決める時の要素と重要度一覧

上の画像のStandardized test scoresというのがSATやACTにあたるものであるが、確かに重要な項目ではあるが、それと同等にエッセイや、教師の評価など他の部分も重要なものがある。

このようなCommon Data Setと呼ばれる情報(Colorado Collegeのものはこちら)は各大学でも開示されているはずなので、こういったところから大学受験の対策を始めなければならない。

僕が大学受験をするときはこのような情報は全く知らなかったし、もしも受験をする年になってからこのような情報を手に入れてもすでにとき遅しと言うわけだ。つまり、ちょっとやそっと頑張ったからって合格できるような仕組みにはなっていない。それこそ早ければ中学、遅くても高校二年生の頭ぐらいの頃には意識しておきたい。

圧倒的に足りないのは情報

まず、自分は日本の高校に通っている間に、大学はアメリカへ行きたいなと思っていたことがありました。この時に何か対策をしたか。本気で行きたいと思ったか。答えはNoでした。正直何をすればいいのかわからない。受験方法がわからない。そんなナイナイ状態で真剣には調べることはしませんでした。それから、日本の大学進学しか考えていない周りの空気に流されていたというのも一点です。もしもあの時に常識の様にアメリカの大学を受けるにはCommon Applicationというものを埋めるんだよ、と言うことを知っていれば、Common Applicationのアカウントを作るなどと言うことはしていたと思います。

他にも大学受験の時期なるものもかなり重要になって来ます。かなりの数のアメリカの大学は1月15日が出願期限となっていますが、11月頃に出せば早く結果が出るし、それ以降でも受け付けるところもあります。もしも11月頃に出願するのであればそれまでに必要なものを全て集めておかなければならないので、最低でも半年ぐらい前からは頭の中に期日等を刻み込んでおきたい。

実際に準備するには

実際に何が必要かって言うのは多分ものすごい情報量になると思うので、これからここで公開していこうと思います。僕の提供できる情報はアメリカのものですが、他の国の大学の進学方法が知りたいって人がいるのなら、手伝います。まずは海外進学に対するリテラシーの向上から初めて行きたいです。

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