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第2回 となりのメタバース⁉「メタバースって身近にあったんだ!」と気づいた話

こんにちは。
前回は「メタバースの出会い」を書きましたが、
今回は「となりのメタバースとの出会い」について書いてみようと思います。

『メタバースで僕たちのコミュニケーションはこんなふうに変わる』
の編集を担当してから、
今では日常生活のなかで(たとえ会社と家を往復しているだけでも)、
“あ!今日もみんなメタバース楽しんでいるな!”
と感じる場面が多くなりました。

『メタバースで僕たちのコミュニケーションはこんなふうに変わる』:https://amzn.asia/d/gKCghGZ

それは、メタバースが高度なテクノロジーが必須のものではなく、
「となりのメタバース」だとわかったから。
著者の佐藤さんも、
”多くの人がもっと気軽にメタバースを使ってみてほしい!”
とおっしゃっていて、
このnoteでもその気軽さが伝わると嬉しいなと感じています。

メタバース ≠ バーチャル空間
 
「メタバースがどう使えるのかもっと知りたいな……。」
と佐藤さんに相談をし、お打ち合わせをしたときのことです。
 
佐藤さんが研究されている、
「メタコミュニケーション🄬」というフレームワークについて、
お話してくださいました。
これは、メタバースを
「空間の拡張だけでなく、コミュニケーションの拡張」
という視点で捉えたもの。

P26:メタコミュニケーションの構想

このお話を初めて聞いたとき、
あれっ!?と思ったのが「現実空間」の存在です。
あつまれどうぶつの森、ファイナルファンタジーなど、
いわゆるバーチャル空間がメタバースには必須の存在だ!と
勝手にイメージしていたので驚きました。

電車で隣に座った人もじつはメタバースを楽しんでいるかも⁉
 
現実空間とメタバースのつながりをいろんな例で説明してくださいました。
そのなかの1つがInstagramライブ。
 
メタバースの特徴は、さまざまありますが、
たとえば「人数無制限で現実世界との同期できること」。
メタバース空間には、アリーナのように〇万人、〇千人という制約なく、
そして、
人数制約のないすべての参加者が同じ時間軸で体験を共有できるのです。
オンライン視聴するライブもメタバースですし、あとは、
InstagramライブやYouTubeライブもメタバースそのものというのです。

P29:絵・

好きな芸能人・スポーツチームのInstagramライブを視聴したことは何度もあり、かなり身近なものに感じました。
ちなみに、ほかに紹介があった例は下のようなもの。


✓ Instagramライブを視聴したことがある
✓ Zoomを使った打合せをしたことがある
✓ Skypeでビデオ通話をしたことがある
✓ ライブをオンライン視聴したことがある


どうですか??
1つでもチェックが入れば、知らないうちにあなたも
「メタバースユーザー」ということになります!!

現実空間にいながらメタバースを体感したカフェ
 
東京・日本橋にある素敵なカフェ「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」。
この現実空間で私が体験したメタバースについても紹介させてください。
(お食事もとてもおいしかったです!)

「エビとアボカド ― バジルソース ―のSANDWICH(スープ付)」

まず、お店に入るとOriHimeというロボットがお出迎えしてくれました。
ロボットといっても無機質な感じはまったくなく、
リアルな声が聞こえてきてとてもあたたかみを感じました。
 
注文・配膳など接客してくださる方は、
東京都以外にいらっしゃる方がほとんど(海外にいらっしゃる方も!)。
趣味の話や、旅行に行った話など、
リアルタイムで何気ない会話をしてとても楽しい食事時間を過ごしました。

OriHime接客席にはこのようにテーブルの上にOriHimeがいて、
メニューの説明や店舗の案内など接客をしてくださいます。
お写真撮っても良いか尋ねると快く「どうぞ!」とポーズを取ってくれました!

ここでふとあることに気づきました。
もともと私、初対面だと自分のこと話するのが苦手なタイプ。
恥ずかしさもあり、相手の顔色をうかがうし、ちょっとした人見知りです。
でも、なぜかOriHimeを通してなら、話しづらさを感じませんでした。
顔色をうかがうこともなく、ただ話題に集中して会話を楽しめたのです。

場所が離れていたり、時間に制約があったり、得意・不得意があったり、
「話したいけど話せない」「参加したいけど参加できない」理由は、人それぞれありますよね。
そんな、コミュニケーションの壁を、メタバースは取り除いてくれる、
メタバースは、まさに、コミュニケーションの救世主だと感じました。

あらゆる壁を取り除いてくれるメタバース
 
いろんな例を教えてもらうたび、実際にメタバースを体験するたび、
意外にも、身近なところにメタバースが存在していて、
すでに共存していたことがわかりました。

コロナ禍で行動が制限されたときは特に、
友人とLINEのビデオ通話をしたり、家族とSkypeで話をしたり、
メタバースでのコミュニケーションに私もずいぶんと救われました。

オンライン飲み会には、否定的な声もありましたが、
それでもあれだけ話題になったことから「人と話したい」ニーズが
絶えず存在していたのではないかなと思います。

みんなでネコになってお話ししたLINEのビデオ通話。

コミュニケーションに悩みを抱えている人が、
メタバースという救世主に出会い、気軽に使ってみよう!
という気持ちになれば……

「SlackとZoomを使って、メタバースでの本作り」が、
ついに開始しました。
仕事にも役立つ、メタバースの使い方を次回ではご紹介します!

日本実業出版社のnoteです。まだ世に出ていない本の試し読みから日夜闘う編集者の「告白」まで、熱のこもったコンテンツをお届けします。