目標を立てても、すぐに飽きたり諦めちゃう……。
すぐ諦めてしまう原因は、”性格”じゃなく”挑み方”にある!
目標を掲げた時に、小さな目標を段階的に設定する方法があります。
たとえば、240Pの本を執筆するとしましょう。
文章を書くことに慣れていないと、いきなり「200P以上の文章を書く」という目標はハードルが高いです。
なので、ハードルを下げるために、執筆前に複数のカテゴリーに分けてみるんです。
この本でいえば、「自分」や「人間関係」、「目標」や「人生」などですね。
そこからさらに、「完璧主義」や「人目」や「努力」などに細分化していき、だいたい40のテーマで分けます。
そうなると、1テーマで6Pくらいの分量になり、そこに挿絵や見出しなどを入れると、文章を書くのは1テーマで4Pくらいになります。
「1テーマで4Pの文章を書く」となると、ハードルが下がった気がします。
これを40テーマ分やるだけです。
こんな感じで、挑戦する時は、ゴールまで逆算して細分化するのをオススメします。
最初から大きな目標を立てると、圧倒されて心が折れそうになるけど、細分化してハードルを下げることで、「これならできそう!」と心理的にもラクになります。
この「できそう」と自分に思わせることが重要で、これは"やる気"でも同じです。
目標が大きいと、それが負担になって、やる気が削がれる時があります。
筋トレでも、「腕立て1000回」みたいな大きな目標を立てると、「大変そうだな……」とか「無理かも……」と思って、やる気も湧きませんからね。
「回数をこなすこと」じゃなく、「筋肉を付けること」が目的なので、とにもかくにも「やること」、それを「継続すること」が重要になってきます。
だからこそ、最初の行動を起こすような目標が必要になるワケです。
そのための小さな目標として、「腕立てを1回だけやる」という簡単な目標設定にすると、「それくらいならできる」と余裕で1回はできます。
それで、いったん始めてみると、1回で終わらずに、そのまま2回3回……とやっちゃうことがあります。
やる気は車と同じで、動き始めが一番エネルギーを使うけど、一度動き出したらそのまま進んでいけるんです。
やる気を出す方法は、とにもかくにも「やってみること」になりますね。
目標を設定しても、すぐに飽きたり諦めるのは、性格や根性の問題ではないです。
設定の仕方に原因があるので、まずは簡単な目標を設定してみてください。
実力不足でうまくいかないこともあるけど、それは"伸びしろの宝庫"です!
経験値を積み、レベルを上げて、少しずつ進んでいけばいいんです!
ゲームのように、自分を育てながらクリアする過程を楽しんでいきたいですね!
著者プロフィール
コハラモトシ
漫画家、イラストレーター、キャラクターデザイナー。
代表作は、『アニワル』『死神見習!オツカレちゃん』『ちいさめ』など。
動物やマスコットキャラやデフォルメイラストを描くことを得意としている。
「キャラで笑顔に!」を創作理念に、書籍化や商品化、プライズ化やカプセルトイ化など、色々な企業とコラボして幅広くキャラクター展開もしている。
日本実業出版社のnoteです。まだ世に出ていない本の試し読みから日夜闘う編集者の「告白」まで、熱のこもったコンテンツをお届けします。