絶食と便通、そして…
受診した11月30日が入院初日となった訳だが、前日の夜、少し食べて以降、12月11日の夕食まで、絶食+点滴治療が続いた。
入院すると、看護師によるヴァイタルチェックが日に3回、加えて、日曜日を除き主治医の回診が1回あった。その度に、便通の確認をされた。
腸の病気で入院したのだから便通チェックは当然だろうが、絶賛絶食中。最後に食べたものが排出された後は、便通はなくて当たり前ではないかと考えた。だって、固形物を何も食べていないんだもん。
絶飲食ではなかったから、お湯やポカリスエットは飲んでいた。あとは点滴。この状況で便が形成されるのだろうか、大いに疑問を感じ始めた。
それで、ある日看護師に尋ねた。すると彼女はにこやかに、
「あらー。点滴でも便は出るんですよー♪」
と、教えてくれた。
出ることはわかった。しかし、わからない。体内で液体が固体になるのだろうか。
「誰か、このメカニズムを教えて~!」
と、ツイッターに投稿したところ、やさしいフォロワーさんとお世話になっている獣医さんがわざわざ教えてくださった。引用元をツイッターでご覧になりたい場合は、上のワタクシのツイートからどうぞ。
そーなの⁈と思わず調べてしまいました(笑)
メカニズムではないけれど…絶食状態でも経管栄養の内容によっては食物残渣となるものが含まれていて、それが便として出ることがあるそうです。
あと、脱落した腸管上皮が老廃物として排泄されたり。
粘液、腸内細菌、細胞の残骸と書いてあるところも。
何も食べていなくても、腸自体の細胞が新しくなっていくことで、古い細胞が便として出てくるんです。便の量は少なくなりますが。
一応、裏付けとして自分でも調べてみた。
医療従事者ではない一般人のワタクシは、「つまり、腸の内壁からも垢が出るのか」と理解したが、そういうことでいいのだろうか。
入院して、ひとつお利口になったよ、ワタクシ。
そういえばこの入院中、「おならをしたら看護師に褒められる」という、シャバでは味わえない珍事を体験した。
便通と同じくおならの有無、頻度もヴァイタルチェック項目だったのだが、「頻繁に出ます」と答えると、「腸が動いている証拠!いいこといいこと!」ととても褒められた。おならで褒められることなど、人生ではじめてだったな。
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