畳の香り

フリーランスの庭師です。

新年度、芽吹きの季節ですね。寒い冬が終わり、あちらこちらが色づくこの季節が好きです。

さて、皆さんは『香り』『臭い』『匂い』の違いをご存知でしょうか？

私はつい最近知りました。

良いと感じる時は『香り』、悪いと感じる場合は『臭い』、そのような感情を入れない一般的な場合を『匂い』とするそうです。

私も好きな匂いは沢山あります。トースト、蚊取り線香、キンモクセイの花 、新品の畳．．．。

その中でも私が一番好きなのは、新品の畳の香りです。

畳の匂いは特に清涼感を感じます。子供の頃に家族で引っ越した時、真新しい畳がとても良い香りだったのを今でも覚えています。子供心ながら新生活のスタートをワクワクさせる様な気がしました。

しかし新品の畳の香りを嗅ぐことは滅多に無くなりました。新品どころか住宅の洋風化で、畳の部屋が無くなりつつあります。

今住んでいる家 (借家) は古い家なので畳の部屋はありますが、その前に住んでいた家は全面フローリングでした。

フローリングはお洒落ですし、ダニが湧くことも少ないので清潔です。

でも過ごしやすい季節の休日に、畳の上でゴロンと横になって昼寝をするのは気持ちの良いものです。BGMに小鳥のさえずりなどあれば更に格別です。

いづれ実家に戻ることになるかもしれません、長男なので。その前にあと一度位引っ越しをするかもしれません。

その時には新しい畳の香りを堪能したいものです。