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人間関係についてのメモ

仲良くしていた人と、ある日突然、関係性が変わってしまうことがある。
「こんな人だと思ってなかった」という一面が見えることが。
どれだけ長く深く関わっても、一瞬にして、あるいはじわじわと、構築してきた関係性が損なわれたり、変質したりする。

人間関係なんて、太陽と地球みたいなものだ。
太陽とちょうどよい距離と角度を保っているから、地球上で生き物が生きていける。
それと同じで、互いにとって居心地の良い距離と角度を探って、保っていられれば、互いに平穏に過ごせる。

どんな距離と角度がちょうどよいのかは個人によって違っていて、あの人とあの人は近くてもやっていけてるけど、私はむりということもある。
変に他人の真似をすると互いが苦しくなるから、他人と比べないこと。
あの人とあの人は近い方がいいのかもしれないけど、私は近いとしんどくなるのかもしれない。
そんなことは嫌というほど経験した。

人間は1人の人とだけ関わって生きてるわけじゃない。
長く関わる内に、自分の預かり知らないところで相手の状況が変わってしまうこともある。もちろん自分の状況も。
そういう変化が原因で、これまでの距離と角度ではうまくいかなくなることもあるかもしれない。
そんな時は、さりげなくどちらか、あるいは両方を調整する。
調整できなければ、関係はいずれ崩壊するなり途切れるなりするだろう。

相手の事情をすべて自分がわかっているわけではないという想像力も、大切だと思う。
あれ、ちょっと違うなと思っても、なんかあったのかもなと見て見ぬふりをすることが必要な時もある。
それで途切れてしまう縁なら多分それまでだし、もしまたつながる縁なら、黙っていればつながる。
だから関係が途切れることを恐れすぎないこと。
相手を思いやりながら、あくまで自分は自分でいること。

すべての自分と合わない人は、居心地よくいられる距離と角度を探れていないだけなのかもしれない。
距離と角度によって見え方は全然違う。
合わないなあと思ったら相手の人格を疑うのでなく、まずは角度と距離を疑ってみること。
それらを調整してからでも相手を評価するのは遅くない。

居心地よい人間関係を構築して、自分の居場所を守れるのは、自分だけ。
人間関係に限ったことじゃないけれど、他の人がなんて言おうと、自分がしんどかったらむりしないこと。
むしろ大抵の人間関係なんて自分で調整できるんだから、他の人を気にしすぎず、自分で工夫していくこと。

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。