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不安な時は不安に浸っていていいよ(カウンセリングの記録)

毎週金曜日はカウンセリングの日だ。
今日はちょっと寝坊してしまった。
カウンセリングを始めた当初は寝坊したら行く意味が無いと思いがちだったが、いつからか行かないよりはマシだと思えるようになった。
そんな些細なところすら成長したと思う。

今週の様子を聞かれて、いまいちでした、と答える。

作業していても集中できないこと。
風邪が治らないと思っていたら、気候の変化で更にダメージを受けたこと。
午後から夕方にかけて憂鬱になりがちなこと。
夜になると少し回復するので、作業を続けて帰りが遅くなっていること。

憂鬱な時はどんなことが不安になる?と更に聞かれる。
うーーんと思い出しながらぽつぽつ答える。
このまま調子が戻らなかったら執筆が進まないなとか、春先の引っ越しどうしようとか、バイト辞めたいなとか。
考えていても答えが出ないこと、時期が来ないとなんとも言えないことばかりなんです。

考えないようにする方法を一緒に考えてくれるかと思いきや、「それは不安になって当然のことだから、不安な時は不安に浸っていていいんじゃないかな」と言われた。
ありそうにないこと(周りの人に監視されているんじゃないか、とか、妄想のようなこと)が不安になっているなら心配だけれど、不安で当然のことを不安がっている分にはあんまり問題ない。
夜になると落ち着くなら、時間を決めて不安に浸るようにしたらどうかとのことだった。

このひとはいつも予想外のことを言う。
わたしは理想というか、よりよい状態を目指しがちだ。
解決策を見つけて実行していく方向に思考回路が向いている。
不安な気持ちに浸っているとどんどん憂鬱になりそうで、なんとか避ける方法を考えようとしていた。

不安になって当然のことばかりだと言われると、そうかもな、と思った。
憂鬱になったら、「あ、もうそんな時間か」って思えばいいだけなのかもしれない。
ある種の体内時計のように。

もちろん憂鬱になるのだってしんどい。
でも同様に、憂鬱にならないようにするのもしんどいだろう。
「憂鬱になることを受けいれるvs憂鬱にならない解決策を実行する」という対戦カードなら、現時点では前者が勝つ。

解決策を実行するのも大切だけど、とってもエネルギーを使うので、疲れている時には得策じゃないかもしれない。
ありのままを受けいれるのも「アリ」だということ、覚えておこう。

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。