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死ぬ事以外はかすり傷だがそれでも痛い

少し前の一時期に「死ぬ事以外かすり傷」って言葉が流行っていた。言葉の出元や詳細を知っている訳では無いが、どうやら死んでしまう以外の悪い物事は所詮かすり傷なので気にするな、的な意味合いらしい。

言いたい事は分かるしそれぐらい前向きにいきたいものだ、とは思うが、それでも傷は痛いのだ。痛いのを好きな人は(あまり)いないと思う。

大きい傷よりかすり傷の方が妙に痛かったり、ずっとチクチクして気になり続けたりする事が多いように感じる。あまりに大きな傷は感覚が麻痺してしまうし滅多に出来るものでは無い。日常的に出来やすいのはかすり傷の方なのだ。

かすり傷は小さいだけあってすぐ治る治ってしまえばすぐに忘れがちだ。その意味で気にしないというスタンスはありかもしれない。それでもダメージが全く残らない訳では無いのだ。

そしてまた似たようなかすり傷を作ってしまう。すぐ忘れるの繰り返し。

こういったかすり傷的な事こそ、積極的に痛がってケアしていくべきだと自分は思う。放置してダメージが蓄積されてしまってからでは遅いのだ。取り返しの付く、気がつくうちに手当てしていくべきだと思う。

身体的にも、精神的にも、仕事的にも。細かい部分をないがしろにせずにケアしていく、というスタンスで日頃から取り組んでいきたいと思う。本来の意味合いと違う使い方かもだが「神は細部に宿る」と信じているから。

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