致し方無いとは言え
定宿の休業が五月末まで延長された。
散歩ついでに張り紙チェックに行った所、丁度マスターが日付を書き換えに来ていたので少々雑談を。マスターも呑兵衛なので毎日ヒマしている都のこと、近所は飲み屋さんやってないしね。まぁお元気そうで何より。
しかし、ほぼ分かっていた事とはいえ若干落ち込む気分。
ここ数年ずっと在宅なので、週一の定宿での呑みと常連でのお喋りがいかに気分転換になっていたか、今更ながら気づく。そしてもんにゃりとする。
まぁもんにゃりとしても仕方が無いし、このコロナ禍が過ぎ去った時を見定めて仕事も構築していかなきゃな、と前向きに考えては見る。
だが、やはりもんにゃりとする。そうだ俺は人間だ、致し方無い。自分の中のもんにゃりを見極めつつも生きていくしか無いのだ。
などと世迷い言を思いつつ、ウイスキーを煽る夜ではある。こんな日は酒の詩（うた）でもツマミにするか。
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